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一般に投資家は、売買に入る前にそれなりのシナリオを描いてスタートします。相場はこれから上昇するだろうと見込んで買いから入る。また、反対に相場は下げるだろうと予測し空売りから入る。
これらの思惑が交錯し市場は変動することになります。このように、いろいろな意見や考えがあって市場が成立することになります。これらの基本ベースにはファンダメンタルズがあります。
このような要因により株価は変動するわけですが、もし、株価変動がこれらの思惑と反対の変動になったときに投資家はどのような行動を取るのでしょうか。
初心者の場合は「少し様子を見よう」「下げたらナンピンするか」などと考え、何の行動も取らず放置します。その対策を何も考えていない。ルールを決めておいても、あれこれ自分に言い訳して実行ができない。
様子を見るのであれば、その対策を考えてから様子を見るべきであり、ただ眺めているだけでは、いつまでも初心者の域を抜けきれない。ナンピンなどは愚の骨頂である。
中級者の場合は速やかに損切りする。または、つなぎを入れる。シナリオが壊れた時は、その対策はすでに考えてあり、そのルールに従い行動する。その行動は早い。
初心者と中級者の差はその程度です。しかし、この差がのちのち大きな差となって現れてきます。この差が儲かる投資家と損する投資家の違いです。要するに自分が決めたルールを実行できるか否かにかかっているような気がします。
株式市場は自由市場であり、誰がどの銘柄を買おうと売ろうと実行しようと実行しまいと自由です。我々の現在の社会もあらゆる自由があり、その中で生活をしています。しかし、社会の秩序を保つため法律(ルール)があり、これらに守られて生活をしています。社会を乱す行為(法律違反)を行なうと罰せられます。
株式市場においても、自分が作り上げたルールも守れないようでは、当然ながら罰せられることになります。損失とか市場からの退場などの罰が下されます。
つづく
Copyright(C)SPS研究所 照沼佳夫
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投資家は理想を追うのも良いでしょう。投資の理論を述べるのも結構です。投資の本道を語ることも良いでしょう。しかし、投資家の最終的に求めるものは、実利であることを忘れてはいけない。
現在のような下落相場では「買いのみ」での投資家は、市場から撤退を余儀なくされている状況にあります。投資の世界は理想や理論のみで通用するところではありません。限りなく実利を追求する世界であることを肝に銘じていただきたい。
「勝てば官軍」という言葉がありますが、まさに投資の世界は勝たなければなりません。どのような手法であっても勝たなければなりません。反主流的な手法であっても勝てれば良いわけです。
投資の世界は実利の世界です。評論家のように「いろいろ知っているが、やらせたら下手」では通用しません。
誰もが考えそうな売買手法では、その結果も芳しいものではありません。株式投資では、少数派に付くという考え方もあるのです。
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最近の天気予報はよく当たるようです。これは高速のコンピュータの出現によるところが大きいと思います。天気予報は、現在の温度や湿度、気圧、風向きなどを過去の膨大な事例と比較して計算するものです。
今後の経済の見通しなども、過去の推移と比較して観測を行うものではないでしょうか。株式投資におけるバックテストもこれらの天気予報と同じように、過去の膨大なデータを検証し行うものです。
株式投資は天気予報のようにどのようなデータを駆使しても、なかなか今後の予測は付かないものです。それは、予測もしない突発的な事件などもありますし、また、当局の発言などがあったりして相場の予測は難しいものとなります。
私は相場の今後は予測しないというスタンスで取り組んでいます。なぜ予測をしないのかという質問を受けます。株式投資は将来に対しての投資であるため予想、予測なしでは株式投資はできないのではないか、など・・・。
確かにその通りであると思います。私が株式投資関係の仕事をしていると聞くと、多くの投資家(素人)は、「これから相場は上ですか、下ですか」と必ず聞かれます。これらの質問に私は「わからない」と返事しています。
「専門家なのに分からないとは何ごとか」などと叱られます。私は、これらの質問に素人だからといって、いい加減に答えているわけではありません。本当に分からないのです。逆に、知らなくても良いと思っているくらいです。
ある程度は今後の見通しについて考えはあるのですが、それと株式投資で利益を上げることには大きな乖離があると思っています。これらについては当欄で何度か説明してありますが、今後の見通しなどは、ある程度予測はできても、その予測には主観も入りますし、実際の売買に役に立つかという問題が残ります。
私は、このような不確実な予測や主観的な予想などの曖昧さが残るものは、バッサリと切り捨てています。これらは投資の本道から外れるかもしれません。
しかし、投資家のほとんどが予測、予想して売買した結果が信用の評価損率として現れているという現実も見過ごすことはできません。
つづく
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昨年から問題となっている「サブプライムローン」は、信用度の低い層への高い金利での貸付であり、その住宅ローン全体の13%にも及ぶと言われています。これらのローンが債権化され世界中にばら撒かれているようです。当面の混乱は一応収まったようにみられますが、まだまだ予断を許さない状況にあると考えます。
投資家であれば当然ながら、これらについては理解しているものと思います。しかし、これらの問題は以前から言われていたことではありました。
これらの問題は株式投資家にとっては材料であり、材料で売買されている投資家にとってはマイナス材料となるのではないでしょうか。マイナスの材料であれば、買いはストップして、または少なくして空売りに入るべきではなかったでしょうか。
実際にサブプライムローン問題は表面化していたわけですから、材料で売買している投資家は、このあたりの対策は完璧にできているのではないかと思うのですが・・・。
現実はどうでしょうか。「これらの問題は知っていたのだが」「日本株には影響ないと思ったので」「儲けが出ていなかったので」「相場が下がれば切ればよいと思ったが」などと、材料派を自認する投資家であっても、その材料に対する対処法が後手となってしまっているようです。
材料については理解している。情報化社会ではその詳細についても素早く調査することができる。しかし、個人投資家レベルでは、その材料が相場に対してどのような影響を及ぼすかは分からない。ましてや、自分の個々の持ち株に対する影響など分かるはずもない。結局、その影響度などは投資家の主観や裁量に頼らざるを得ないのではないでしょうか。
株式投資において材料、情報などは投資家の都合の良いように捉える傾向が強い。もし、持ち株がすべて「買い」であった場合、このような状況に置かれると、上記のように「日本株には影響ないだろう」「下げれば切ればよい」などと考える。
しかし、実際に相場が下げると持ち株の処分ができない。あれこれと自分に言い訳しながら持ち株を持続する。結局は塩漬けとなる。いつもこれらの繰り返しである。学習効果も発揮できない。
情報、材料で売買することはいけないことではないが、情報、材料で売買している投資家は、これらの点についてしっかりと自覚して取り組まなければなりません。
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1987年10月19日(月)、ニューヨーク証券取引所で平均株価が508ドルも下がる(22.6%)という史上最大の大暴落があった。これがブラックマンデーでした。当時、私自身も株式で運用を行っていましたが、そのすさまじさには驚きました。ほとんどすべての銘柄が値付かずのストップ安の売り気配。今でも鮮明に覚えています。
ブラックマンデーを引き起こした大きな要因としては、当時アメリカの財政赤字や貿易赤字が拡大傾向にあり、更にはドル安でインフレ懸念があった事などがあります。しかし、それにしてもそこまでの下げ幅になるほどの要素は無かったといえます。このブラックマンデーが起きた最大の原因は、大口投資家の「プログラム売り」でした。
大口投資家は投資している株式の銘柄をコンピュータで管理していますが、万一どれかの銘柄が一定の幅を超えて価格が下落した場合、損失を最小限に抑える(損切りする)ため、その銘柄を売りに出すというシステムを組んでいるのが普通です。
ところが、みんながそういうシステムを使っていると、いったん株価が下がり出すと、全員が一斉に自動的に全ての株を売り始めることになり、売りが殺到して株価の下げ圧力が強まり、一気に大暴落を起こしてしまうのです。
また、他にも株価が下がり出した場合、投機筋がまだ株価が高い内に空売りをして、下がりきった所で買い戻して利益を得ようとするので、このような暴落に拍車を掛けてしまう面もありました。
このように、投資の世界ではあらゆるリスクが存在しています。投資家は常にリスクに対しては、細心の注意を払い運用していかなければなりません。
現在、株式市場に参加している投資家の平均キャリアは5年程度と言われています。これらは、2003年の大底からの上昇期間と一致します。つまり、現在市場に参加している投資家のほとんどは、ブラックマンデーのような体験はしていないということではないでしょうか。
投資の世界はサバイバルゲームであり、生き残らなければ収益を上げ続けることはできません。リスク管理、つまり分散投資、ヘッジ、ロスカットや資金管理などのマネーマネージメントをしっかりと行っていかなければなりません。
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株式分析手法は数多くあるけれど、その手法が「損小利大」にならなければ継続して利益を生むことはない。感情、欲の赴くまま行動すると必ず「損大利小」になってしまいます。
「損小」と「利大」で、どちらが難しいかと言いますと、当然ながら「利大」の方が難しいものです。初心者の場合は、持ち株が少しでも上がると嬉しくなります。これらと同時に「もし下がったら利益がなくなってしまう」と期待と不安が交錯し、早々に利食いをしてしまいます。
では、「利大」に比べ「損小」は簡単ではと考えがちですが、「損小」もそれなりに難しいものです。「損小」にするには損切りが不可欠となります。損切りができなければいつまでも初心者です。
そこで、損切りについて説明したいと思います。これらは、その考え方について述べるものであって、具体的な手法についての説明ではありませんのでご了承下さい。
まず、ある株価のチャートに任意に横の水平なラインを引きます。このラインは株価の中心あたりでよいと思います。そこで、そのラインを株価が上に抜いた場合に「買い」とします。反対に株価が下に抜いた場合に「売り」とします。
仮に、これらの方法で売買していったとしますと理論的には利益は発生しないことになります。しかし、これらの方法で実際に売買すると損金が発生します。もちろん売買手数料などは考慮しないとします。
実際には、そのライン上での売買ではなく、ラインを上に抜けてからの「買い」、下に抜けてからの「売り」となるわけですから、おのずとそこに損が発生します。その損の幅は統計上10%弱となります。
つまり、仕掛け後に株価が大幅に変動しない場合には、ほぼ仕掛け水準での決済となります。しかし、上記のように仕掛けと同水準で決済したとしても10%前後の損となるわけです。
では、10%前後の損になるのであれば、10%上で切ればという意見もあるかも知れませんが、それができないことは、よく考えれば分かることです。
売買手法としてはトレンドフォロー型の手法であり、株価がある程度上がって「買い」、ある程度下がってから「売り」というスタイルです。つまり、鯛焼きのあんこのところだけ取ろうとするものです。
このような手法もすべてにうまくいくと言うわけではなく、相場のもちあい時期には売買が逆になってうんざりすることもあります。しかし、この手法は基本的には間違っていないと考えています。
これらの手法を実際の売買で見てみると、仕掛け後にうまく上昇となって決済のサインがいつ出るかと見ているが、一向に決済サインが出る気配もない。やっと決済サインが出たら仕掛け水準に戻っていたということは頻繁に発生します。
「さんざん喜ばしておいて結果はゼロかよー」となる。これらについては、その本質を理解できれば納得していただけると思います。これは「利大」にするための方法であり、これらは「利大」にするための犠牲となった銘柄となります。
相場の世界は、リスク(犠牲)があってのリターン(利益)であることを考えれば当然のことではないでしょうか。リスクなしでリターンは望めないものです。これらの投資の基本についてしっかりと認識していただきたいと思います。
しかし、これらを理解しつつも現実問題として、一時は大幅な評価益があったものの、決済時にはトントンあるいはマイナスにはつらいものがあります。これらを解決する方法はないものでしょうか。底値買いの天井売りの手法が・・・。
これらを解決する方法が全くないというわけではないのですが、実際に運用となると当然ながらいろいろな問題が発生してきます。たとえば、その分析に時間がかかりすぎるなどです。最速のコンピュータでも、その計算結果が翌日になってしまうということでは現実的ではありません。
分析に時間をかければ良い結果が出ると言うわけではありませんが、簡単に計算できる手法では、あまり良い成果が得られないという現実もありますので・・・。
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株式の公開された指標を見てみますと、現在、投資家の多くが、成績が振るわず思い悩んでいるようです。
株式投資においては常に右肩上がりの成績を望みます。しかし、実践してみるとそうでないことがすぐ分かります。客観的に考えれば、相場は常に変動しているわけですから、スムーズな右肩上がりの成績を望むものの、なかなか思い通りにはいかないものです。
一般に、成績が悪くなると今の分析手法が悪いのではないか、このシステムが良くないのではないかと考え始めます。これらは成績が悪くなると誰でも考えることです。その原因を分析手法やシステムの問題だけに転化してよいものでしょうか。
当然ながら、分析手法やシステムに問題がある場合もあると思います。しかし、現在の相場展開も勘案しなければなりません。特に、急落から切り返しの急騰、またはその反対にと。このような場合にでも、何事もなかったように右肩上がりの成績を収めることは難しいのではないでしょうか。
分析手法やシステムにも、すべての相場展開に対応できるようなものがあるでしょうか。私が常々申し上げています「株式投資は長期間にわたり継続して運用する」というスタンスで見れば、一時的に成績がへこんだとしても、右肩上がりの傾向を維持できれば良いのではないでしょうか。
短期売買であっても長期運用であっても、継続して運用していくわけですから、成績においては、一時的な現象にとらわれず長期的な視野で見ていく必要があるのではないでしょうか。
投資の世界では、その成績は毎日デジタル的に評価が出ます。これらの結果に言い訳はできません。問答無用の世界でもあるのです。
投資成果が悪くなると、上記のように今の分析手法が悪いのではないかと考え始めます。しかし、どのような手法を使おうと成績の上がらないときはあるものです。相場の世界には完璧などないわけですが、それらを理解しつつも考え込んでしまいます。
何事も成就するまでには、いくつもの壁があるものです。いくら壁のないところを探し回っても、いつかはその壁を乗り越えなければゴールにはたどり着けないものです。この手法はダメだから次の手法へと探し回っても、戻ってくるのはまた元の位置です。
相場の世界に「これは絶対」という手法などないのです。苦しいときにこそ、その人の真価が問われるときです。苦しいときこそ、冷静になって自分の足元を見つめるべきです。
あれこれ迷わず、現在利用している分析手法を再検討し、改良を加え自分の投資手法として確立させるべきです。
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信用取引の追証水準は評価損率が20%以上になると発生するわけですが、実際には評価損率が10%前後で発生しているようです。その要因は、多くの投資家の信用での売買において、その担保を株券で差し入れているとに起因しているようです。
相場が下がった場合、信用で買い入れている株式の時価評価が下がります。それと同時に担保に入れている現物の株式評価も下がります。これらにより評価がダブルパンチとなり、信用評価損率が10%にもなると追証となり、一気に相場下落に拍車をかける結果となるのです。相場の急落はこのような要因により発生するのです。
このような理由により、通常の相場では評価損率が10%前後から投げが入り、評価損率が20%以上になると相場は目先の底を打つと言われています。反対に信用評価損率がプラスとなれば、おおむね目先の天井を打つことになります。このように、信用評価損率を検証するだけでも相場の大局観は掴めるものです。
信用取引の担保に持ち株の株券を差し入れることは、買い方においては相場上昇期には非常に効率的ではあるのですが、いったん相場が下降となれば分母がぐらつくことになり非常にリスクの高い売買となってしまいます。よって信用取引の保証金(担保)には債権や現金を担保にすることをお奨めします。
相場変動を別の角度から見てみましょう。一般に相場の大底圏では商いが極端に減少し、天井圏では大出来高が続き活況を呈します。これらは出来高による相場循環となります。株価チャートなどを見れば歴然です。
そこで、大底から先行して上昇となる銘柄はどのような銘柄でしょうか。大底圏では商いが少ないため、発行株式の少ない銘柄や浮動株の少ない銘柄などの小型株が少ない出来高でも反応するため先行して上昇となります。一方、天井圏では相場活況となり、すでに上昇してしまっている株は避けて出遅れ株などが物色されます。
つまり、相場の大底圏では小型株が先行して上昇し、順次、中型株、大型株の順で買われるようになります。天井圏では大型の鉄鋼株や造船株が買われフィナーレを迎えるということになります。この時点では小型株などの先行した銘柄は、すでに下降トレンドに入っていることになります。
相場はこのような展開で循環しているのです。
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「出来高」について、もう少し突っ込んで考えてみましょう。
<<最高出来高>>
最高出来高は一番取引が活発になったところです。たとえば1万株の出来高ができた場合、1万株の買いと1万株の売りで成立したということになります。1万株の売りの中にはもちろん空売りもありますが、一般には1万株を売ってその銘柄から撤退したということになります。一方、1万株の買い方は、そのままその銘柄を持続してこれから儲けようとする投資家の株数です。
この買い方の1万株が今後の株価の変動に大きく影響することになります。この買い方の1万株の投資家の動向を分析することにより、今後の株価の展開を読むことができます。これが出来高による分析ということになります。
最高出来高の水準は「買い仕掛け」が一番多いところですから、その水準より株価が上昇すれば、その後どこかの水準で利食いが出てくるはずです。その利食い水準がわかれば的確に利食いも可能となるわけです。また、株価がその水準より下降となれば損切りが出てきます。どこで損切りが出るかということがわかれば絶好のタイミングで仕掛けもできるというものです。
<<最低出来高>>
株価が天井を付け、その後調整に入ります。株価が下げる過程で、売り方と買い方の攻防戦が始まります。株価の損益分岐点となる水準から株価が下回ると売り方有利となり、株価は下降線をたどります。こうなると、株価の損益分岐点となる水準近辺で買った多くの投資家がどこで損切りするかということになります。
その後、株価がどこまで下げるかと言うと、売り買いの攻防戦がなくなったところ、買い方の損切りが終わったところ。つまり、商いのなくなったところ、出来高が一番少なくなったところということになります。
これらの出来高の根拠として利食いや仕掛けを判断するとなると。利食いは、過去の最高出来高水準近くになったら利食い体制に入る。仕掛けは、過去の最低出来高をクリアしたのちに出来高増加を待って仕掛け体制に入るということが言えます。ただ、実際にはこの出来高による判断のみで売買するわけではありませんが・・・。
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現在起きている現象(結果)に対しては、必ずその原因があるものです。株式投資で結果として儲けた、損をした。これらについても原因はあるはずです。原因なくして結果はありません。私は株式投資において、基本的には根拠のない指標は使わないという考えです。
株式投資は理論と実践であると考えています。理論的裏付けがなければ実践においてもうまくいかないということです。皆さんは、現在利用している分析指標に理論的な裏付けがありますか。「儲かりそうだから」「ただなんとなく」などで利用していないでしょうか。
しかし、「株式投資における理論的根拠」と言っても絶対のない株式投資の世界では、その答えを求めることは難しいものがありますが・・・。
これらの根拠について「出来高」で考えてみましょう。
出来高は売り方と買い方の株数が一致して初めて出来高となります。出来高が多いということは、売り方、買い方の双方の攻防が活発化しているところです。また、出来高が少ないということは、売り方、買い方が少なく商いが閑散している状況です。一般に出来高は株価が上昇すればするほど出来高も増加すると思われているようですが、実際はそうではないということを知っている人は少ない。
確かに短期的な上昇では出来高が増加すればするほど株価は上昇します。しかし、株価変動をもう少し長いスパンで見た場合少し違ってきます。一般に株価が大きなうねりで上昇して行った場合、前回の高値時の最高出来高とその後の高値時の最高出来高はほぼ同程度の出来高になるということです。
ちょっとおかしいと思いませんか。株価を上げるにはそれなりの出来高が必要となるわけですから、さらに株価が一段高となる場合、今まで以上の出来高が必要になってくるはずではないでしょうか。なぜでしょうか。
これは、株価が上昇する過程で、浮動株が吸収されていくため株価がさらに上昇することになっても、市場には浮動株が少なくなっているわけですから、少ない株数でも株価が上昇するということになります。これも出来高の理論です。
すべての銘柄にこれらの理論が当てはまるというわけではありませんが、これは不変的な理論です。株式投資を長い期間にわたり運用することにより、その効果は発揮されることになります。小型株が少ない出来高で急騰するということと同じようなことです。
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