相場心得

相場では勝つこともあるが負けることもある。投資手法は投資家の数ほどある。しかし、相場には絶対はない。これが正しいという正解もない。これらを踏まえて、相場には常に謙虚に向き合うべきである。

投資初心者がたまたま時流に乗り儲けると有頂天になる。相場なんか簡単だと慢心する。相場は長く続けるもの。たまたまの偶然を自分の実力と錯覚したときがピークとなる。慢心は山の頂き。そして慢心は下り坂の始まり。

相場は継続して売買することによって収益を上げることができる。継続は力なり。長い間の売買では山あり谷あり、さらに想像を絶するようなサプライズが必ずある。好調時も不調時にも常に「万が一」のための対策を取っておかなければならない。

相場の勉強をしたからといって勝てるわけではない。経済学を勉強したからといって儲かるわけではない。常識があるからといって勝てるわけでもない。勝つためには実戦を通して体験していくしかない。

理屈は誰でも知っている。分かっているが実践ができない。実践ができない理由は欲が原因である。実践できないことは欲の深さに比例する。欲は感情を揺さぶる。相場に感情を出せば必ず負ける。

相場における勝者は2~3%。相場は継続して売買してこそ収益を上げることができるが、継続して行くと勝者は2~3%となる。嘘のような話であるが現実である。投資家のほとんどは相場に夢を抱いて参入してくるが、現実は非常に厳しい世界である。勝者は夢をみない、勝者は常に孤独である。

今後の相場を見通して投資をする。投資とは将来に対する行為である。しかし、先のことは誰にも分からない。だからリスクを承知で投資をする。リスクとリターンはシーソーのようなものである。不透明な将来に投資するには、いかにリターンを得るかではなく、いかにリスクを抑えるかである。

投資活動に入ると精神状態が不安定になる。それは不安からくるものである。不安とは、先のことを考え過ぎたり、物事の成否を考え過ぎたりすることにより、限界意識が先にたち起こるものである。あまり先のことを考え過ぎるな。大事なのは今である。

相場では負けることがある。負けによる苦悩は負けを拒否しているからである。負け続けると、それを取り戻そうとしてさらに深みにはまる。正常な人間ならば誰でも同じ心理状態となる。たから、ほとんどの投資家は最終的に負けることになる。負けは素直に認め、その原因を追究することである。負けを認める強さが必要です。

相場は投資家の思い通りには展開しない。投資家の都合で指値やナンピンをしても相場は我関せずである。だから相場は投資家の思い通りの展開とはならない。主役は相場(市場)であり、投資家は脇役であることを理解しておくべきである。

相場は難しい。儲けるために近道しようと思っても相場には近道はない。たまたまの偶然はあるが、勝者として勝ち残るためには根気よく続けるしかない。あきらめないことです。他に方法はありません。

投資手法の多様性

短期投資家で「買いのみ」であれば、多少の下げでも成績が悪くなってしまいます。私が「空売りもやってみたら」とアドバイスしても頑として「買いしかやらない」と言う。株式投資は買いだけという思い込みが強いようだ。

私が考えるに、株式投資で「買いだけ」であれば長期投資ではないかと思う。長期投資であれば多少の下げがあっても長期投資だからあたふたしないでゆったり構えていられる。

しかし、短期(売買)投資では、少し下げか続くと買っても買ってもに成績がマイナスになってしまう。安いところを逆張りだといって買い下がるものの大勢には勝てない。

短期売買で買いのみだけでは視点が偏ってしまうのではないかと思う。買いのみでは、常に上がりそうな銘柄だけに目が行ってしまう。短期的売買における勝率は50%前後であるから視点が偏っていてはうまく行かないと思う。

空売りをすることにより、中立的、客観的な視点で相場を見ることができるのではないだろうか。たしかに、買いも空売りもとなるとその判断も難しくはなるが、買いのみでの売買より投資技術や体験がいっそう増し、上達するのではないだろうか。

投資家の考え方も千差万別であるが、このあたりで投資の多様性も考えてみてはいかがだろうか。株式投資には買いだけでなく空売りもできる。また、両建てによるサヤ取りもある。さらに高度な「つなぎ売買」もある。

信用取引残高を見ると、やはり買残が売残を上回って(2~5倍程度)いる。つまり、信用取引においても買い方が多い。以前よりは空売りをする投資家も増えてきているようだが・・・。

もし、単独の空売りが怖いと言うなら、買いの手持ち株を決済、または損切り時に買い銘柄はそのままで、同銘柄に空売りをかけてみてはいかがだろうか。これで、持ち株はロックされた状態になり、その後、相場がどのように変化しようとも損益は変わらなくなります。

そこで、改めて客観的な視点から相場動向を探り、相場上昇と判断したなら空売りを処分し買いのみとします。反対に相場下降と判断したなら買いを処分して、空売りのみとします。

もし、処分後に相場が思惑と反対に転換した場合には、即座に反対の建玉を入れて再び持ち株をロックし、相場動向を注視します。これらを繰り返しながら相場の波を泳いでいくのです。この手法は昔の相場師が取り入れていた手法です。

投資手法は数多くあります。ひとつの手法で頑張るのも良いのですが、投資の多様性にチャレンジして投資の幅を広げることも、これから長く続くであろう投資活動には重要ではないかと考えます。

危機管理、危機意識

北朝鮮情勢が緊迫度を増している。トランプ政権は北朝鮮が6度目の核実験を実施する兆候がみられれば「先制攻撃」を行う準備をすると伝えた。

米軍の原子力空母カール・ビンソン、ロナルド・レーガンが朝鮮半島沖に接近している。一方、北朝鮮はミサイル打ち上げや核実験などで徹底抗戦する姿勢を高めている。圧力を強めるトランプ米政権をけん制する狙いがあるようだ。

現状、北朝鮮情勢はもはや一触即発の状況にもかかわらず、日本ではノー天気のお花畑状態である。危機管理や危機意識がまったくないように見える。これを「平和ボケ」と言わずに何と言うのだろうか。

テレビのワイドショーなど見ている場合ではないだろう。我々投資家は世界情勢の変化によっても成績が左右される。報道機関も現在おかれている日本の状態を最優先で国民に知らせなくてはいけないはずだ。

投資市場は国内企業状況や国内経済、さらには世界経済の状況をすべて織り込んで変動している。投資家であれば、そのような状況をすべて網羅して把握することは難しいだろうが、せめて分かりやすい身近な事象だけでも把握しておくべきであろう。

お花見の季節でもあるが、花見で酒を飲んでいる間でも世界は刻々と変化し何が起こるかわからない。ほろ酔い気分で家に帰って、持ち株の成績を見ようとしたら、持ち株はすでに処分されてなくなっていた、などないように。

そのためにも持ち株には常にストップロス(逆指値)を入れておいて、万全の体制にしておかなければならない。これが投資家として実践しなければならない最低限のルールである。

私たちの身の回りには危険がたくさんある。「君子危うきに近寄らず」とあるが、しかし、自ら避けられない危険もある。自然現象や今回の北朝鮮情勢、外部からの予想もしないサプライズなど。

海の波は100回に1回は大きな波となって海岸に押し寄せるという。さらに1000回に1回はもっと大きな波となって押し寄せるという。津波でなくてもこのような状態だ。もし、これらの知識があれば、穏やかな海だからといって岸壁近くで釣りをするのはリスクがあるということが認識できるはずだ。

つまり、リスクのあるところには常に危機管理や危機意識をもって対処しなければならない。リスクがある程度事前に予想されるものに対しては、完全とは行かないまでもそなりの対策を講じておくべきであろう。「備えあれば憂いなし」

青葉が芽吹き、色鮮やかな花が咲き始めました。我が家の花壇にもバラの花が満開です。過ごしやすい季節となりましたが、投資家であれば常に心の隅には危機管理や危機意識を持っておくべきでしょう。

投資家の目的はひとつ。異なるのは投資手法や相場認識程度であろう。目的は投資収益に尽きる。私が考える投資とはビジネスであり、それを生業としている。では、その目的(生業)を達成するために、乗り越えなければならない障害がある。その障害とは何であろうか。

人生を祝うの言葉に「福・禄・寿」がある。「福」は、一家が円満で、家族が皆元気で子孫が繁栄しているのを表します。「禄」は、収入財産に恵まれていて、安定していることで、最後の「寿」は長生きのことを表現しています。

当欄の範疇では、我々が目指すのは、やはりこの三つの中の「禄」であろう。つまり、「収入財産に恵まれていて、安定している」ことになるだろう。しかし、収入財産は働かなくては発生しない。

我々は収入を得るために投資活動をしている。これもりっぱな労働である。他人になんと言われようとだ・・・。では、投資活動の中で一番障害となるのは何であろうか。何が障害だと思いますか。これは投資家全員に共通した問題です。

それは簡単です。それは「損失」です。損失が投資家全員を悩ます障害となっているのです。投資に絶対はありませんが、投資においては大なり小なり損失は絶対発生します。

損失を回避することができなくとも損失を最小限にとどめ、運用していくのが勝ち組と呼ばれる投資家たちです。しかし、勝ち組であっても損失、損切りには苦痛を伴います。そして、度重なる苦痛はストレスとなりボディブローのように効いてきて投資家を悩まします。

また、私は常々、投資家の成績はその投資家の性格に起因すると述べています。投資に向く性格、投資に向かない性格があるのも事実です。心が折れやすい人、逆境に強い人がいるのも事実です。

では、投資に向かない性格で心が折れやすい人は、客観的にみて投資で収益を上げることができないのでしょうか。投資に向かない性格で心が折れやすい人とはいったい誰なのか。何を隠そう、それは私なのです。

何事にも問題や障害を打開する方法はあるものです。それは思考習慣で軽減できると私は考えています。このような問題に対しては、私は下記のような対策で実践し克服を目指しています。
投資に向かない人、心が折れやすい人の特徴とは。その問題点と対策。

問題点1、過去の失敗を引きずり、いつまでもくよくよしている。
その対策、過去の後悔や未来の不安をいったん脇に置いて、今この一瞬に集中する。

問題点2、先のことを考えすぎたり、漠然とした不安や心配を堂々巡りさせている。
その対策、不安や恐怖に直面したときに、曖昧さを排除し具体化することで解決策を考える。

問題点3、物事を先延ばしにして、すばやい行動や実行ができない
その対策、変えられないことではなく自分ができることに焦点を絞り行動する。

問題点4、視野が狭くなりすぎて、いろいろな視点や角度から物事を判断できない。
その対策、自分の立場から離れ、多くの視点から考えることで常に冷静さを保つ。

問題点5、悪いことはすべて他人のせいにする。
その対策、置かれた環境や辛い状況など自分では変えられないことを受け入れる。

問題点6、いつも誰かと比較して自分の欠点ばかり見ている。そこに自分の信念がない。
その対策、長所も短所も含めて等身大の自分を受け入れることで適切な信念を持つ。

問題点7、自分の置かれている立場にいつも愚痴をこぼしている。
その対策、置かれた環境や辛い状況など自分では変えられないことを受け入れる。

問題点8、完璧にやろうとしすぎている。
その対策、0か100かの極端な思考から抜け出し、複数の基準を設定することで物事を柔軟に捉える。
投資に限らず、多くの逆境に直面した時には誰でもストレスを強く感じます。よって、上記のような思考習慣を身につけ、勝ち組に入れるよう頑張りましょう。

証券投資の優位性

東京市場は往来相場からやっと変化が出てきたようです。相場格言に「小回り3ヶ月」とありますが、その格言どおりになるのでしょうか。

キャピタルゲインを得ようとするには株価に変動がなけれはなりません。儲けようといくら頑張っても株価変動がなければ利益を得られません。自分の成績と株価変動(ボラティリティ)の相関性も考えておかなければなりません。

ただ、相場に変化が見られるといっても最近は外部要因のリスクが高くなってきています。ご存知のように、北朝鮮、韓国、中国、米国などのリスクです。中国の経済指標は、ほとんど捏造であり、実態が分かりません。中国の株価は不思議と3000ポイントを割り込みません。もちろん株価維持のための操作をしています。

韓国の経済も低迷しています。1997年のアジア通貨危機がきっかけとされる韓国の金融機関の不良債権問題が一気に吹き出て、国家破産のすれすれのところまで追い込まれたが、国際通貨基金(IMF)の支援で命拾いをした経緯があります。また、日韓通貨スワップ協定は延長されない見通しで、両国の関係悪化が続いています。北朝鮮問題もしかりです。

投資家は、このような外部要因によるリスクを常に考えておき、その対策を十分備えておかなければなりません。最大のリスク管理は「損切り」にあることは常々申し上げています。

さて、話題は変わりますが、資本主義経済で一番利益を上げられるものは何でしょうか。それはもちろん起業することでしょう。そして上場して大株主になることではないでしょうか。

世界の億万長者のランキング上位のほとんどはビジネスオーナーです。ビジネスオーナー、イコール自社の大株主である。しかし、起業が成功しビジネスオーナーになり、大株主になることは株式投資で勝者になることより難しいのではないでしょうか。

もし、起業ができないとすれば次はなんだろうか。それはもちろん投資でしょう。投資にもいろいろありますが、代表的なものは証券投資や不動産投資です。不動産投資はある程度まとまった資金がなければできません。一方、証券投資は小額な資金でも可能です。であるから私達個人投資家は証券投資に励んでいるわけです。

株式投資の所得税は20%です。株式投資の所得税は他の税率の中で一番低いのではないでしょうか。それだけでも有利なはずです。私が証券投資で一番魅力に感じているのは税率はもちろんですが、一番の魅力は「換金性」です。必要になれば即換金できます。

証券投資では、かなりの面で優位性があります。この優位性を利用しない手はありません。あと残るのは「投資手法」です。よって、投資家自身の投資手法に磨きをかけて投資資本家となることです。

経済書として話題になっているトマピケティーの21世紀の資本では、資本家とそれ以外の人(労働者)の格差がなぜ広がるのかについて記載されています。彼は「財産を持つ金持ち全体が、株式投資や不動産収入などで、どんどんお金が増えていくペースと労働者全体が働いて経済を成長させるペースを比べたら、前者の金持ちの財産が増えるペースの方が上である」と説いています。

どうした日本

最近、国会は大事な法案をないがしろにして、一地方の問題を云々して騒いでいる。国民もいい加減にあきれているのではないだろうか。騒いでいるのはメディアだけだ。大事なのは法案の議論や世界情勢であろう。北朝鮮からはミサイルが発射されているというのに・・・。また、中国も沖縄県・尖閣諸島への攻勢を強めている。わが国を取り巻く安全保障環境の変化への対応など、重大問題が山積しているのにメディアはどこ吹く風だ。

私はいつもマスメディアの情報の9割はノイズ(雑音)であると言っている。時としてメディアにより真実が嘘の情報のもとに隠蔽されることがあるとも言っている。

よって、私はテレビや新聞は見ないことにしている。一方通行の情報であるテレビや新聞では編集者や製作者の意図に大きく左右される傾向がある。これでは、知らず知らずのうちに洗脳されてしまうことにもなる。

一方、ウェブサイトのブログやフェースブック、ツイッターなどは賛成意見や反対意見など双方が網羅されており、両方の意見を見て、聞いて自分で判断することができる。もちろん過激な意見や常識外れの意見もあるが・・・。

一般的に反対する声は大きく激しい。常識的な人たちはあまり意見も言わず静かに見守っている。そのため、メディアは声が大きく激しい方に耳を傾けてしまう。そして売らんかなの商業主義のメディアが面白くおかしく報道する。報道内容が正しかろうが間違っていようが報道の自由をかざして報道する。

本来メディアとは中立で、事実を賛成意見、反対意見を織り交ぜて報道すべきであるが、最近のメディア報道はかなり偏っていると思う。偏向や隠蔽、捏造報道が蔓延しているような気がする。これでは日本国民を正しい方向には導けない。

ご存知のように米国トランプ大統領は米国メディアを激しく非難している。メディアの偏向、歪曲報道をして、自分の意見や考え方を正しく報道していないと怒っている。そのためツイッターなどを利用し、広く国民にストレートに広報している。

メディアの偏向、歪曲報道は世界的な傾向なのか?。最近の日本のメディアを見ていると多分にそのような傾向が強いように感じる。私はメディアの偏向、歪曲報道が日本を貶めているような気がしてならない。

よって、メディアの報道には十分注意していかなければならない。投資関係の情報においても「カリスマ投資家」「勝率80%」「絶対に儲かる」「○万円を○億円にした」「極秘の情報」など興味をそそるタイトルが並ぶ。

相変わらず投資詐欺の事件が起きている。困ったものだ。これからは自分の考えや理念をしっかり持って、他人に左右されることなく投資活動にまい進していただきたいものです。

日本人は勤勉である

投資とは一体なんだろう。「投資」とは主にお金に関係することであり、損・得というイメージがつきまう。しかし、これら投資の定義に共通する投資の本質とは、「将来の為に行動を起こすこと」です。

投資とは一般に、株式投資、投資信託、国債、不動産投資などであろうか。しかし、日本人は投資に対して消極的であるように思われる。もし投資に対してマイナスなイメージを持っていたとしたら、恐らく投機やギャンブルと混合し、儲かるのは一部の人と勘違いしているのではないだろうか。

野村総合研究所がアンケート調査した、一般個人に投資のイメージを聞いたところ、「リスクが大きい」(39%)を筆頭に「素人には難しい」「不安・心配」「損をする」など、上位にはずらりとマイナスの言葉が並んだ。「利益が得られる」(14%)と、少し前向きな評価が登場するのはようやく14番目だ。

投資や資産運用は、そんなに危なっかしくて、一部の人たちだけしかできないことなのか。多くの人が投資に抱いているイメージであるが、ここで投資の意味を改めて考えてみよう。

「投資の利益は不労所得。お金は額に汗して稼ぐもの」と 日本には投資に対する偏見が根強く、それが「個人マネーの大半が預貯金に滞留している大きな理由」との見方がある。確かに投資や資産運用で額に汗することはないかもしれないが、投資も立派な頭脳労働である。「投資では額に汗しないが、背中に冷や汗をかく」。

日本人は勤勉である。この勤勉さが現在の豊かな日本を築き上げてきたのだろう。最近は少し元気がないようにも見えますが、この勤勉さがあれば、これからの日本も安泰であると思います。しかし、日本人が勤勉である反面、稼いだお金を運用することには不得意のようである。

誰でも「今よりも資産が増え、将来的には金銭的不安のない暮らしを実現したい」という考えは持っているだろう。そこでこれらを満たすものが「投資」ということになりはしないか。つまり、「勤勉な労働」プラス「投資」が将来を豊かにすることになるだろう。投資の目的もそうあるべきです。

そのためにも「投資」について真剣に考えなければならない。しかし、投資をした結果、大損をして不幸になってしまっては元も子もない。今より少しでも金銭的に、心に余裕のある暮らしを目標にするのであれば、しっかり勉強をして、それなりのルールを守って投資に臨まなければならない。

投資については、投資の金額や資金の性格、また、投資家自身の考え方によって、さまざまであろう。そこで、投資家自身の目的に合った考えの中でルールを決め、投機やギャンブルにブレることなく投資を行うことです。

投資にはリスクが伴う。しかし、投資利益の源泉は「経済の成長」にあり、私は日本人が勤勉である限り、投資は割に合う(長期的な視点で)と考えています。

究極の目的は?

私の周りの人達も中高年になり、多くの人が何らかの薬を飲んでいる。聞くところによると血圧を下げるための「降圧剤」を飲んでいる人が多かった。さらにコレステロールを下げる薬を服用している人も多かった。

高齢になればやむを得ないことなのだろう。テレビなどでは血圧の標準値は「130」などと言っている。病院に行っても同様に言われるようだ。私は専門化ではないが、やや疑問に思っている。この血圧「130」は何歳の平均値なのだろうかと。20歳、それとも80歳?。

ある人は、血液検査でコレステロール濃度が「基準値」を超えているので動脈硬化のリスク抑えるため、食事や運動などの生活習慣を図るよう指導される。そして、コレステロール濃度を下げる薬を渡される。しかし、食事を制限しても血中のコレステロール値にはほとんど影響がないことが明らかになったという論文もある。

以上のように中高年者は何らかの薬を服用している人が驚くほど多い。我々は医学には素人であるため医者やメディアの情報を盲目的に信用するしかないのだろうか。

ある老人が病院で検査を受け、医者は「特に悪いところはありません」と告げたものの、その老人は「何か薬をください。薬を飲まないと不安で、不安で」という。笑い話のような話であるが、薬を飲んでいると安心するのだろう。

薬を飲めば当然ながら副作用がある。薬は身体にとって「異物」であり、ある意味では毒でもある。毒が体内に入ると肝臓で分解して無毒化する。しかし、毎日継続して薬を飲んでいると肝臓も疲れてしまうのではないだろうか。酒も同じである。

私の知人に血圧が「220」の人がいる。医者からは「このままでは死にますよ。薬を飲みなさい」と言われていると聞いたが、その知人はガンとして聞かない。何か考えるところがあるのだろう。彼は冬も半袖のシャツで、正月には禊のため神社の池に入って冷たい水を被るという。いつも元気だ。

ある女性は手足が冷えて冷えて困っていると言う。どうしてだろうと考え込んでいた。その女性は血圧が「150」で「降圧剤」を飲んでいる。血圧が低くなって手足に血液が行かないのだろうか。聞くと「降圧剤」を飲んでからだという。高齢になって血圧を下げると脳にも血液が届かなくなりボケてしまいはしないだろうか。

高齢にもなると身体に自信がなくなり、運動をしたり薬やサブリメントを飲んだりして健康維持を図る。冬の零下ともなる寒い朝に一生懸命にジョギングなどしている中高年の姿を見かける。寒いのに大丈夫なのかと心配します。余計なお世話かもしれませんが・・・。

皆、健康が一番だという。確かにそのとおりだろう。しかし、私は次のように考えます。健康な身体を維持することは素晴らしいことですが、要は、健康な身体になって何をするかにあると思います。その「何をするか」を忘れているような気もします。

お金についても同様です。お金を儲ける、貯めることは良いことです。しかし、その先にあるもの、つまり、そのお金で「何をするか」が究極の目的ではないだろうか。

健康もお金も「手段」でしかないのです。健康な身体になって「何をするか」、お金を儲けて「何をするか」。目的を強く持つことによって健康な身体となり、そして、お金も増えてくるのではないだろうか。
拙者の語録から

『健康は笑いから、病はストレスから。病人は笑わない。ストレスは万病のもととなる。ストレスの原因は、不安、不満、苦悩、恐怖、憎悪、嫉妬、緊張、羨望、絶望、怨恨である』

『「薬」とは毒のことである。毒は身体を蝕む。薬は、それを治すことができるかもしれないが、必ず、ほかの多くの機能を害することになる。薬は人体にとって異物である。人体に一番良い薬は「水」である』

『世の中はいつも間違っている。世の中は、本来あるべき正しい姿から常に乖離しながら変化している。よって、現在の常識はいずれ非常識となる。常識は先入観』

『誰でも長生きしたいと願う。しかし、長生きして何をするかの目的意識を持つ者は少ない。健康は最終的な目的ではなく、健康は豊かな人生を送るための手段である。夢や目的を持って行動することにより健康で長生きできる』

『情報過多は迷いを引き起こす。マスメディアの情報の9割はノイズ(雑音)。時として、メディアにより真実が嘘の情報のもとに隠蔽されることがある』

日本人と相場

日本人の特徴は「真面目である」「秩序を守る」「礼儀正しい」「きれい好きである」「約束を守る」など、民度、素養の高さは世界一といっても言い過ぎではないだろう。なぜなのだろうか。

それは日本の歴史の長さにあると思う。島国であり、単一民族であり、また、四季に恵まれた国である。一貫して継続され長い歴史を持った国である。神武天皇が大和の地に国をつくり、王朝が一度も滅びることなく続いている。日本は世界最古の国です。こうした事実は日本人として誇るべきことだと思います。

また、日本は古来、農業国であった。つまり、日本人は農耕民族であった。農業は主として米作りである。米作りは春に田に水を引き、耕し、苗を植え、秋に刈り取るという作業の間には台風などで風水害もあるだろう。しかし、日本人はそれらを乗り越え、コツコツと農作業を続けてきたのである。

田植えや稲刈りの作業は一家族では賄いきれず、人手を借りての共同作業であった。このような生活の中から、コツコツと努力することや他人への思いやりや礼儀などの作法を身につけたに違いない。我々日本人には、長い歴史とともにこれらがDNAにインプットされてきたのだと思う。

前置きが長くなりましたが、そこで、日本人と相場について考えてみたいと思います。日本での相場の常識とされた「株式投資とは長期に持つものである」について考えてみると、これは農耕民族の資質とうまくマッチしているような気がします。

米作りのように種を蒔いてから刈り取るまでじっくりと待つ。つまり長期投資である。そこで長期的に積み立て投資すれば、株価の変動リスクを抑制でき、最終的には安定した利益を確保できると考える。これはにドルコスト平均法という投資法である。

ドルコスト平均法は、規律のある積み立てで時間分散を進めれば、長期的に収益が上がるという考え方だ。しかし、現実的に長期間にわたり規則正しく、同じ投資信託などに積み立て投資を続けてきた人はどれだけいただろうか。

大手の会社には「従業員持株会」などがあり、毎月の給料から一定の金額を拠出して、その会社の株を買うというドルコスト平均法的な持ち株制度がある。これらも長期投資でコツコツとという考え方からである。我慢すれば報われるという理屈だ。

このような投資スタイルは日本人の性格に合っているようです。しかし、このような投資法も日本経済も発展し、今後も会社がある程度成長していくという前提に成り立っている。しかし、現状を見てみると、シャープや東芝などの例もある。

辛抱強いのも日本人の特徴でもあるが、雨にも風にも負けず辛抱強くバブル崩壊やリーマンショックにも絶えて長期投資ができる人は果たしてどれだけいるだろうか。長期投資は今後も日本経済は上昇するという前提に立っているように思う。

振り返って、日本の成長は高度成長期とバブル期である。このように時期がまた来ると考えてのことだろう。少子高齢化などを考えると高度成長期やバブル期のようなことは期待できそうもない。よって株式市場もこれからは上がったり下がったりの往来相場が続くような気もする。

日本人は民度も高いし、素養の高い。しかし、このような日本人の性格や気質が相場に適しているだろうか。日本人の性格からすると長期投資が最適かもしれない。それを否定するつもりはないが・・・。ある古参の投資家が言う。「高度経済成長が終わった日本では、相場は上がったり下がったり。長期投資が良いなんて幻想だ。長く持ち続ける事ほど辛いものはない」と。

結論は投資家の成績がその証明することになるだろう。

焦らないことです

若葉も芽吹きはじめ、晴れた日には清々しい気分にもなります。ところが・・・。手持ち株の成績を見てみると、いまひとつ気分が晴れない。

なぜだろうと自分に問いかけても分からない。とにかく成績が芳しくない。今のやり方が不味いのかなどと考え、他の手法を模索し始める。しかし、これは今まで辿ってきた道でもあり、同じ繰り返しのような気もする。

自問自答するもなかなか答えが見つからない。このようなことは誰でも経験することであり、常に投資家の頭痛の種となっている。私も何度も経験しており、投資家の避けることのできない道なのかなあと思っています。

しかし、日経平均のチャートを見てください。ここ直近では下降となっていますが、以前の日経平均の株価の動きは小幅な往来相場となっていました。つまり、相場にボラティリティがない状況が続いていました。

我々、短期投資家は値幅取りを目指しています。できるだけ大きな値幅を取ろうとしています。しかし、その相場変動が小さければ値幅もあまり取れません。変動か小さいということは、買い仕掛けしたもののすぐに反転してしまうということになります。

これは当然です。上下の変動幅が小さいためすぐに反転してしまいます。結果として成績が芳しくないとなります。相場全体の変動が小さいため取れないのです。投資手法が原因ではなく、取れない相場展開なのです。トレンドが発生していなかったのです。

このような展開はよくあることで、自分の投資成績ばかり見て唸っていないで、現在の相場状況の見極めも必要となってくるのです。

相場格言に「木を見て森を見ず」とありますが、まさしく現在がそのような状況ではないでしょうか。焦らないことです。『焦りと緊張は多くの失敗を招く』。