過去の経験則について

先日の日経新聞の発表によりますと、信用取引の信用売残が信用買残を上回っ
たとの記事がありました。

これは1972年4月に現在の統計方法となって以来初めてのことです。
現在の相場を反映して、相場の先安感と読んだ投資家が空売りを増大させたの
に対し、ハイテク株や銀行株の下落に伴い損切りしたためこのような逆転現象
が起きたものと思われます。

信用売残が信用買残を上回ることは、個別銘柄においてはありますが、相場全
体が逆転することは、現在株式投資を行っている皆さんも経験はないと思いま
す。よってこのような状況を過去の経験則に当てはめることはできません。

よく業界新聞や経済ニュースで「過去の経験則によると」という言葉を聞きま
すが、日本の高度成長期はすでに終焉し、現在の低成長、デフレ経済では同様
に過去の経験則はあまり当てはまらなくなります。

経済専門家でも先の読めない時代です。このような現状を踏まえ株式投資にお
いては、短期売買に徹するべきであると考えます。

本研究会では、すべて裏付けの取れた指数のみを採用し、短期売買指向で構築
されています。

日増しに寒さも厳しくなってまいりました。
風邪などひかぬよう体調万全でがんばりましょう。

Copyright(C)SPS研究所 照沼佳夫
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