素朴な疑問

よくこのような質問を受けることがあります。「自己売買で儲けているなら何も分析ソフトなど販売しなくてもやって行けるのではないか」と。お答えいたしましょう。

たしかに自分の売買で利益を上げていれば、面倒なビジネスなどする必要はないだろうと考えるのは当然であると思います。

しかし、私は今まで誰にも相談せず(誰も相談する人がいなかったということが正しいと思います)全く一人で研究開発を行なってまいりました。これらは現在も続いています。

これらの問題については、経験した人でなければ理解頂けないと思います。

人間が全く社会とのつながりもなく、たった一人で部屋に閉じこもって長期間にわたり研究開発などをしているとどうなるでしょうか。

まず、いろいろな意味でストレスが発生します。ましてや株式投資はストレスのたまるビジネスでもあるわけですから。

これは私の体験ですが、長期間社会から隔離された生活をしていると「考え方が曲がってしまう」という現象が起きます。

他人と話しても話がかみ合わない。話題が共通しない。

など一般人から見れば変人のような状態になってしまいます。

私自身最初のころは気がつかなかったのですが、家族や友人からこれらを指摘され、ふと我に返った状態でした。

これはいけないと思い、何らかの対策をとらないと皆に迷惑をかけてしまうと感じました。これらの後遺症は現在でも残っています。

そこで、今まで長く株式関係の仕事をしてきたため、これらに関することであれば何か社会とのつながりができるのではないかと考えました。

今まで研究してきた株式分析ソフトなどの販売や株式コンサルタント的なことであれば可能と考え現在に至っております。

これらの仕事をすることにより多くの投資家の方とコミュニケーションがとれて「なるほどそのような考え方もあるのか」と勉強になることもあります。

また私が販売している分析ソフトなどに、ご利用者側から批判を頂くことにより、より良いシステム開発に努力しなければという意欲も沸いてくるものです。

また、私の長い投資体験の中から感じることを投資家にメッセージして、多少なりともお役に立てればという考えもあります。

この業界には間違った情報が蔓延しています。

これらの情報発信元に悪意はないと思いますが、投資知識のない大学を出たばかりの記者や評論家が書いた記事が一旦活字になると、それだけで権威を持ち何の抵抗もなく受け入れてしまうものです。

これらの問題に対しても、今後も辛口で批評したいと考えております。

以上のように、最近は私も私利私欲を超えた何かが欲しいと感じる年齢になったのかと、つくづく考えるこのごろです。

私ごとで申し訳ございませんでした。

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