リスクと分散の考え方

株式投資にかぎらず私たちの生活においても危険やリスクはつきものです。

株式投資ではいくら調査してもアメリカのエンロンやワールドコムなどのように会計士と結託して粉飾決算されていては投資家はどしようもありません。

投資にはリスクはつきものであることはどなたでもご存知であると思いますが、このリスクマネージメントが投資成果に大きく跳ね返ってきます。

最近は遺伝子工学やバイオテクノロジーといった分野の発展は目覚しいものがありますが、ある学者の研究でバイオの応用で野菜のトマトを一本の茎から2000個のトマトを生らすことに成功したそうです。

これらもバイオの研究の成果といえるもので感心するとともにこれらをさらに応用して野菜など全般に応用できないものかと私たち素人は考えるものです。

その研究者曰く、トマトは一本の茎で何千個のトマトを生らすことは潜在的な能力として持っているそうです。

しかし自然界でこれらのトマトが生育する場合、実際には一本の茎に何千個も生ることはありません。

トマトは種の保存のため一本の茎にたくさんのトマトを生らさず、そのかわり茎をたくさん増やす選択をしているそうです。

一本の茎にたくさん生ってもその茎が台風などで突然倒れてしまっては種の保存ができなくなるため茎をたくさん増やすそうです。

トマトでも自然界のリスクに対して対応しているとのことです。

株式投資においても「ひつとのバスケットにたくさんの卵を入れるな」という、ことわざがあるようにリスクの分散は必ず行うべきであると考えます。

株式投資は長期に行うため一発勝負で元金をなくしてしまっては元も子もありません。

投資雑誌や業界紙などでは「ここは勝負どころ」などとうたって投資家をあおり立てますが、これらは投資雑誌や業界紙を売らんがための商業至上主義の手法であり、投資家とは立場がまったく違いますのでよく見極めてください。

また最近はインターネットの普及により情報が氾濫し情報過多の状況です。情報過多は迷いを生じます。

リスクの分散には、資金の分散、時間(期間)の分散、市場の分散などがありますが常にリスクについては頭に入れ投資活動を行うべきです。

株式投資は「勝負」ではありません。理論と実践およびリスクマネージメントです。

Copyright(C)SPS研究所 照沼佳夫
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