ルールのない売買

株式市場は自由市場です。
誰がどの銘柄を買おうと売ろうと自由です。

また、どの銘柄を何株買おうと何株売ろうと全く自由です。株式市場は自由市場であり資本主義の象徴でもあります。

我々の現在の社会もあらゆる自由があり、その中で生活をしています。
しかし、社会の秩序を保つため法律(ルール)があり、これらに守られて生活をしています。

社会を乱す行為(法律違反)を行なうと罰せられることは当然の結果であり、誰でも知るところです。

ところで、自由市場である株式投資について考えてみましょう。

個人投資家が株式投資を実践し、タイミング良く仕掛けたにもかかわらず運悪く引かされてしまった。そこで損切りしようか、ナンピンしようかと思案します。

誰でも経験のあることです。

そこでナンピンしたとします。しかし、株価は更に下げ、またまた思い悩みます。これでは損が大きくなると考え更にナンピンを入れました。

その後はどのようになるでしょうか。損切りルールはなかったのでしょうか。

このように株式投資では、何回ナンピンしようが誰も文句は言いません。

証券会社は、そのまま注文を受け付けてくれます。しかし、本人にとってはパニック状態です。

信用取引きをしているのであれば追証の危険があります。もし、追証が入れられなければ持ち株は証券会社によりすべで処分されてしまうことになります。

株式投資は個人の判断や裁量により、買っても売っても何株売買しようと自由です。
また、これが魅力的ではあるのですが…。

上記のように株式投資は多くのリスクもはらんでいるのです。

「自由」という言葉はすばらしい言葉ですが、「自由」というのは我々の社会と同様、ルールがあっての自由であり、何でもやって良いということではないのです。

ルールなき自由は⇒暴走⇒崩壊を辿ることになります。

私が常々申し上げている「自分なりのルール作り」ことは、このことなのです。

株式投資は他のビジネスと異なり、非常にメンタルであり、また感情的になり自分を忘れパニックに陥りやすいビジネスでもあります。確固たるルールを持たず市場に参入すると、いずれ暴走⇒崩壊となり市場から追放されることになります。

たくさんのルールは必要ありません。しかし、損切りのルールだけはそれぞれの投資家自身が必ず実行しなければならないルールです。

それは市場で生き残るための最小限のルールでもあるわけです。

Copyright(C)SPS研究所 照沼佳夫
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