己のほかに敵はない

最近システム売買を希望する投資家が多くなってきた。なぜ、システム売買を希望するか聞いてみた。おおむね次のようなことであった。

『今まで長い間株式投資を実践してきた。しかし、成績はいまひとつ。証券会社のアドバイスも受けた。投資顧問にも入会した。株価分析ソフトも購入して売買してみた。ネットのあらゆる株式サイトも覗いて情報収集もした。ありとあらゆる売買法もテストしてみた。一時的に儲かるときもあるが継続しない。結局儲からない。昨年の相場の下げで追証となり、持ち株を投げた。利益が一瞬に消えてしまった。もう、精神的にズタズタですよ。何がなんだか分からなくなってしまった。しかし、株式投資は好きだし、何とか継続していきたい。そこで、システム売買であれば、何も考えずに売買できるし楽だし、うまく行くのではないかと思う。』

これらの理由により、システム売買に移行したいと考える方もいるようです。

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パニック・シンドローム

昨年のライブドア・ショックは、社会に大きな波紋をもたらしました。多くの投資家が大なり小なり影響を受けたものと思います。

ライブドア・ショックの際は、多くの情報が飛び交い、どの情報が正しく、どの情報が間違っているか分からず、投資家もこれらのおびただしい情報に混乱したことと思います。

しかし、これらのことは株式投資を実践していればよくあることです。

材料や情報による売買を否定するわけではありませんが、実際問題として、それらの材料や情報が持ち株や今後仕掛けようとする銘柄に、どのように影響していくのか分析しなければなりません。これらについては専門家でも難しいのではないでしょうか。

個人投資家は、これらの材料や情報をすべて自分サイドの都合の良いように解釈する傾向が強いのです。持ち株がストップ安になれば「どこで処分しようか」「それとも持続した方が良いか」など。また、それらの銘柄を持っていない投資家であれば、「どこで仕掛けようか」と、その受け止め方も異なってきます。

個人投資家では、これらの材料や情報の真偽を確かめる手段を持っていません。材料や情報は、だれでも自分の都合の良いように解釈します。根拠の明確でない売買では、いずれ破綻します。情報過多は迷いを引き起こすだけです。個人投資家は「情報・材料の最終受信者」であることを自覚すべきです。

情報や材料で売買すると、その根拠の真偽が分からないため、仕掛け後に株価が思惑と反対の方向に行くと投資家はうろたえます。そして、パニックに陥ります。なぜなら、そこに明確な根拠がないからです。それは他力本願による売買だからです。このような状況に追い込まれないためには、投資家はどのような方法で売買すれば良いのでしょうか。

パニックは不安から起こるものです。不安は無知から起こるものです。無知は勉強をしていないからです。「私は一生懸命勉強しているよ。しかし、成績は良くない」と言う投資家もおります。これらは、間違った勉強をしているからです。何が正しい勉強法であるかは分からないところですが、少なくても、あいまいな情報や材料による売買は間違っていると言えるのではないでしょうか。

私は、いつも株式投資は「数値」による分析を行うよう提唱しています。「数値」は嘘をつきません。「数値」は、情報や材料と異なりだれが見ても同じです。株式投資は、投資家であれば破綻しない限り、これからも延々と売買を続けていくものです。そのような中では、ライブドア・ショックのようなものは度々起こるものです。その度にパニックに陥り、うろたえていては今後の投資活動も危ぶまれることなります。

株式投資において、パニックになるのは投資家自身に確固たる売買ルールを持っていないからです。もし、自分なりの売買ルールを持っているのであれば、どんな相場状況に陥っても、それらの売買ルールに照らし合わせ、そのルールが「処分」となれば処分すればいいし、「持続」となっていれば、そのまま持続すればよいわけです。その売買ルールに照らし合わせ、売買の判断を下せば良いのではないでしょうか。パニックになって、あわてて持ち株を処分してしまい、その後、上昇してしまい「しまった」という経験はありませんでしたか。それらの売買ルールに従えば何もパニックになることはないと思います。

1.自分の確固たる売買ルールがないからパニックに陥るのです。
2.売買ルールは、数値分析により構築するものです。

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株式投資で成功するための二つの大原則

銘柄選択の方法や売買テクニックについて、多くの投資家がその技法に関心があることは十分承知しております。しかしながら、多くの投資家が、市場平均を上回る成績を収めることができないという現状を見ますと、それらの技法を理解する以前に、別な大きな問題を解決しなければならないと考えます。

「別な大きな問題」とは、投資に対する考え方や投資家の感情のコントロールなどではないかと考えます。仮に、ここに最終的には利益の上がる売買手法があったとします。これらの手法における売買サインに従って売買されれば利益を上げることはできることになるのですが、実際にこれらのシステムで運用を始められても、すべでそれらの指示に従った売買ができないものです。

また、損切りなどにおいても、投資家自身が「この水準は損切りだな」と分かっていても、損切りができない。分かっているができない。これが投資家の現実ではないでしょうか。分かっていてもできないのであれば、細かな売買テクニックを習得しても、あまり意味のないものになってしまいます。

つまり、売買技術を習得する前に、投資家自身が解決しなければならないことがあると言うことです。売買技術云々は、その後の話です。

ここに、株式投資で成功するための二つの大原則を記載しておきます。

1.投資家の欲得の感情を捨てる。
2.「損小利大」の売買手法で売買する。

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相場の方向性

以下のような問い合わせを受けます。

「なぜ株価移動平均線の表示はないのか」「カイリ率の表示は・・」「RCIは・・」などで、これらの指標が無いので使えないなど。また、「この銘柄を選び出したが買っても良いか」「今が売り場か、買い場か」など。

これらの問合せの内容から考えますと、多くの投資家は、一般的な指標を使用し、この銘柄は買い銘柄か、売り銘柄か、また今買うか、今売るかに集中しているように感じました。これらはとても大事なことではありますが、やや近視眼的になっているように思えました。

相場で勝ち抜くためには、もっと重要なことを忘れていないでしょうか。

それは相場の方向性です。現在の相場が上昇トレンドであるか、下降トレンドであるかの見極めです。これらの判断が間違っていなければ容易に儲けることができるはずです。バブル期のように長期上昇トレンドであれば誰でも儲けることができます。誰がどのような銘柄をどのポジションで買っても儲けることができたはずです。たとえでたらめに買っても儲かったはずです。実際にその通りだした。

このように相場で儲けるためには、そのトレンドに乗って儲けることが一番楽な方法でもあるわけです。相場の方向性の確認は相場で勝つためのウェイトの80%以上ではないかと思います。このように相場で勝つためには相場の方向性の見極めが必須条件となってきます。しかし、これらが的確に解かれば誰も苦労はしないのですが。

相場はある程度予測に基づいて売買するものですが、空売りなどは全体が崩れてきてから行なうほうが確率か高くなるのではないかと考えます。相場の方向性を見極めることは専門家でも難しいものです。ましてや個人投資家にとっては不可能に近いと思います。

そこで完全ではないものの個人でもできる簡単なトレンド転換を探る方法としては。まず過去6ヶ月程度の株価を毎月ごとに高値、安値を記録し、3ヶ月連続して安値を更新する。または3ヶ月連続して高値を更新するなどの確認により、ある程度相場の方向性を見出せるのではないかと思います。

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銘柄選択・仕掛けの基本条件

仕掛けは必ず「数値による判定を行う」ということが基本です。株式投資はどうしても「儲けたい、損をしたくない」という感情が先にたち、主観的な売買になりがちです。特に情報や材料で売買している投資家は「思い込み的な」売買になってしまいます。

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