投資心得(その2)

株式投資で一番愚かなことは「塩漬け」です。「塩漬け」は、株式投資における諸悪の根源です。なぜ「塩漬け」になるか。その答えは簡単です。「損切り」ができないからです。儲けようと株式投資の世界に参入したものの「損切り」しなければならない。非常につらいものです。頭では理解していても実行ができない。

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投資心得(その1)

私が株式投資関係の仕事をしていると聞くと、投資実践者または投資経験者が決まって私に質問する言葉があります。

それは、
「これから相場は上ですか下ですか」
「どの銘柄が上がりますか」
「○○銘柄は上がりますか」
「儲かる銘柄を教えてください」
などなどです。

このような質問には必ず「わからない」と答えています。株式専門家であれば、今後の見通しを的確に当てられるとでも思っているのだろうか。私は予想屋でも占い師でもないのです。

私を含め、株式評論家などの予想など当たるも八卦当たらぬも八卦である。

最らしい解説をする評論家たちの発言の記録を保存しておけば一目瞭然です。それらの評論家の話は鵜呑みにはしないだろうが、決断に自信のないときは、その評論家の解説がフラッシュバックして結果的にその意見を取り入れてしまうことが多いのではないでしょうか。

投資家は、まず他力本願的な考えを排除しなければなりません。

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誰かに相談したくなったとき

あるとき、とある投資家から質問があった。「この急落場面を底値と判断したので仕掛けてもよいか」と。それなりの根拠があっての質問だったと思うが・・・。その投資家は、底値と判断する根拠をいくつか述べていたが、私が聞く限り、その根拠も憶測の域を脱していないように感じた。

私は、客観的な立場で現在の相場観測指数などについて説明したが、入れ込みが激しく、私の話はあまり聞いていないようであった。何のための相談であったか良く分からなかった。

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迷ったら「数値」に戻れ

投資家の判断による裁量的な売買では、今後の相場展開を予想しシナリオを描いて売買することが一般的ではないでしょうか。その判断基準も株式ニュースや材料・情報、主観や勘といった類ではないでしょうか。もし、このような裁量的な売買において、シナリオ通りに展開しなかった場合、投資家はどのような状況に追い込まれるでしょうか。

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オールラウンド・プレイヤー

相場の変動を大きく分けると上昇期、下降期、もちあい期となります。もし、買いのみでの売買の投資家であった場合、上昇期では大いに利益を上げることができますが、下降期では利益を上げることはなかなかできません。または休むしかありません。もちあい期では収支トントン程度でしょう。

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短期的な株価変動

信用取引を行う場合保証金が必要です。

保証金は現金や株券、債権などを担保にします。もし、ここで株券を担保にしたとします。東証一部銘柄の担保掛目は80%程度でしょうか。一般に、信用買いで株価がある一定幅下げると追証が発生します。株券を担保にして最大限に信用取引をしますと、相場が10%ほど下げると追証が発生します。

なぜなら、相場全体が下げると担保にした株券も下がり、よって担保評価も下がります。さらに信用で買い付けした銘柄も下げることになるため、相場のわずかな下落によっても追証が発生することになります。

そこで、それでは困ると考え追証を入れます。しかし、相場がさらに下げればすべてアウトになります。

株式投資は、今後の企業業績などをみて将来に投資をするのですが、追証は明日のことです。企業の見通しを云々する前に追証を何とかしなければなりません。つまり、短期的な株価変動は需給関係で決定するということです。短期売買では、この需給関係を重点に検証しなければなりません。

信用取引を行う場合、現物株を担保にすることはあまりお奨めしません。なぜなら上記のように最大限に信用取引をすると一瞬において破綻する可能性が高くなるためです。信用取引を行う場合、担保となるものは相場変動に左右されない現金や国債、債権などを担保にするべきです。

相場変動により担保となる「分母」は変動しないものとしなければなりません。また、証券会社などは担保の3倍まで売買できるなどと宣伝していますが、これらに惑わされることなく2倍程度が限度ではないかと考えます。

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投資パフォーマンス

よく、システムのパフォーマンスについて問い合わせを受けることがある。確かに、パフォーマンスは大きな関心事であることは理解できる。

しかし、そのパフォーマンスは結果であり、そのパフォーマンスを生み出すのはシステムを構築する際の理論や分析手法である。これらが間違っていれば、一時的に収益を上げることができても、トータルパフォーマンスは期待できない。反対に現在パフォーマンスが悪くても、投資理論や分析手法が納得できるものであれば、継続するべきである。

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