銘柄選択・仕掛けの基本条件

仕掛けは必ず「数値による判定を行う」ということが基本です。株式投資はどうしても「儲けたい、損をしたくない」という感情が先にたち、主観的な売買になりがちです。特に情報や材料で売買している投資家は「思い込み的な」売買になってしまいます。

これらの感情や主観をコントロールできるのは「数値」以外にはありません。「数値」はうそをつきません。「数値」による分析によって相場をより客観的に見ることができるようになります。

株式投資では、どのように完璧に調査してもこれで絶対ということはありません。

明日のことは誰にもわかりません。株式投資には必ずリスクがあります。リスクにはヘッジ、つまり保険をかけなければなりません。リスクヘッジには、先物への「つなぎ」などの方法がありますが、一番簡単な方法は資金の分割、銘柄の分散であると思います。仕掛けは投資金に応じ、株数で調整してできるだけ等金額になるように分割し、多くの銘柄に分散して投資します。

もし、一銘柄に信用で集中投資などして、万が一のことがあれば元金までパーになってしまいます。資金量にもよりますが、できるだけ分割、分散での仕掛けをお奨めします。

もし、一銘柄で売買する場合は、必ず時間的分散を利用してください。その銘柄に一度に資金いっぱい投資するのではなく、資金を分割して仕掛け時期をずらしながら仕掛けることをお奨めします。

一般的に日本の投資家は、突っ込み安での仕掛けを得意としているようです。しかし、下降トレンドにおいての突っ込み安の仕掛けでは、底無し沼に突っ込む可能性が高くなります。よく、買いは「押し目買い」であると言われています。これらの買いは、どのポジションでも良いと言うわけではなく、正しい「押し目買い」とは、上昇トレンド内での押し目買いであって、下降トレンドでの押し目買いではないことを十分理解しなければなりません。

◆買い銘柄の選択◆(これらは買い仕掛けの目安です)
1.資本金300億円以下。  2.浮動株率30%以下。
3.信用取組み比率4倍以下。 4.買い残の少ない銘柄。
5.過去一年間の最低出来高を確認後が望ましい。
できるだけ小型株の方が値動きが軽く短期売買には適しています。

◆空売り銘柄の選択◆(これらは空売り仕掛けの目安です)
1.資本金300億円以上。  2.浮動株率30%以上。
3.信用取組み比率4倍以上。 4.買い残の多い銘柄。
5.過去一年間の最高出来高を確認後が望ましい。
できるだけ大型株の方が仕手株等にならず空売りに適しています。

これらの選択条件により銘柄を選択します。しかし、これらの条件のすべてに合致する銘柄はそう多くはないと思いますので、これらを基本に許容範囲を設けて投資家自身の投資スタイルを構築してください。

Copyright(C)SPS研究所 照沼佳夫
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