投資心得(その2)

株式投資で一番愚かなことは「塩漬け」です。「塩漬け」は、株式投資における諸悪の根源です。なぜ「塩漬け」になるか。その答えは簡単です。「損切り」ができないからです。儲けようと株式投資の世界に参入したものの「損切り」しなければならない。非常につらいものです。頭では理解していても実行ができない。

私の考える正しい損切りとは、株価変動幅に合わせ、その損切り幅を変化させるという手法が正しいと考えています。しかし、誰もがこれらの変動幅を計算し損切り幅を決定するということはできないと思いますので、膨大な資料から最適な損切り幅(これはどのような相場にも適用できる平均的な数値です)を算出しました。それは「買いの場合は15%」「空売りの場合は10%」という結果が出ています。これらの数値による損切りが平均的な数値としては、ベストであると考えています。

なぜこのように、買いと空売りとで違いがあるのでしょうか。一般に買いは株価の安いところで、空売りは株価の高いところで行います。株価の安いところは通常は株価の変動は小さく、株価の高いところでは株価変動が大きくなります。そのため買いと空売りの損切りの幅が逆でもよさそうですが、客観的なシミュレーションの結果では上記のような数値となっています。主観的な判断は時として反対の判定を下す場合があります。

上記の内容が、まず投資家がクリアしなければならないテーマです。しかし、もう一つのテーマが残っています。それは「明確な売買ルールとその実行」です。投資家であれば誰でも自分の投資スタイルを持っているものです。その投資スタイルを明確化することです。一度それらをノート等に書き出してみることです。そして、売買毎にノートと照らし合わせ実践することです。そうすることにより曖昧な情報や雑音を排除できるのではないでしょうか。

売買ルールをノートに書き出すという作業は、ほとんどの投資家は実践していないと思います。今日から実践してください。今までいかに曖昧な売買をしていたか分かるはずです。これらの売買ルールを記録し、修正しながら自分の投資手法の確立をはかるのです。

そして、これらのノートに記載されたルールに忠実に実行することです。「忠実に実行する」、これが一番難しい問題です。実践できるか否かは投資家自身の性格によるところが大きく、これらは投資家自身が解決しなければならない問題です。

       「投資の成果は、投資家自身の性格に回帰する」

Copyright(C)SPS研究所 照沼佳夫
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