初心者のための信用取引(その2)

信用取引(買い)している投資家は平均していつも評価損に苦しめられているということです。そんなバカな、と言われるかもしれませんが、信用取引の「評価損率」をみれば歴然です。信用取引の本質を理解していないからです。

なにも驚くことはありません。現物取引をしている投資家はもっと損をしているのですから。塩漬けという形で後生大事に持ち株を抱えているということです。現在は無期限信用という取引もあるようですが、これらを利用し塩漬けとなったらもっと悲惨な結果になります。不用意に証券会社のすすめなどに乗らないことです。

信用取引をする場合には担保が必要となってきます。担保には株券のような相場の変動に左右されるようなものはできるだけ避けたいところです。信用取引の担保においては分母が変動しないものを担保にすることが基本です。

続いてレバレッジについてですが、これらはやはり三倍はちょっときついと思います。相場では何があるかわかりません。そのためレバレッジは二倍程度が無難ではないかと考えます。

信用取引においては、レバレッジをかけることにより成功したときのリターンも大きくなります。これも信用取引の魅力のひとつです。しかし、投資には失敗はつき物です。失敗したときの処理、つまり損切りをすばやく行わなければなりません。レバレッジをかけているため、損失の場合もその金額が大きくなります。信用取引においては「早めの損切り」は絶対です。この点を十分認識して信用取引を行っていただきたい。

信用取引では「空売り」ができることも魅力のひとつです。短期売買においては、絶対とは申しませんが「空売り」は必須の条件となるでしょう。特に頻繁に売買を繰り返す投資家にとっては、「空売り」「つなぎ」などの売買バリエーションが広がり多彩な売買が可能となります。

最後に信用指数の見方について説明いたします。

まず、信用の取組比率ですが、これは信用の売残と買残の比較(買残÷売残)です。一般的に取組比率の通常の値は4倍前後です。もし、取組比率が2倍であれば買い方有利となって株価上昇の可能性が高くなります。取組比率が接近した銘柄の空売りは、ふみ上げなどの可能性もありできるだけ避けます。一般に取組比率が4倍以上の場合は、売り方有利となって株価下降となる可能性が高くなります。

上記の取組比率については一般的な考え方を述べたものであり、実際には、それまでの取組比率の推移や売残、買残のボリュームなども考慮しなければなりません。

信用での買い付けの場合は、できるだけ信用買残が少なく、取組比率が接近している銘柄で小型株を。空売りする場合は、できるだけ信用買残が多く、取組比率が拡大している大型株を、ということになります。

信用取引の本質を正しく理解し運用されれば、必要以上に怖がる必要もないし、大いに利用して利益の拡大をはかりたいものです。

Copyright(C)SPS研究所 照沼佳夫
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