利は損切りにあり

株式投資は利益を上げるためその投資活動を行っています。

株式投資で儲からない一番の原因は何であるかご存知でしょうか。
それは「引かされた銘柄をいつまでも持っている」ということにあります。

評価損は膨らむし、資金の回転も悪くなります。この問題を解決しない限り株式投資で利益を上げることは不可能です。これらはみなさんもご存知であると思います。しかし現実問題として実践してみるとなかなか決断がつかない。評価損には耐えられるが、実損には耐えられないといったところでしょうか。

以前にあるインターネットのサイトで、模擬売買による成績を競うゲームがありました。たくさんの投資家が参加したようですが、その中でトップになった投資家の手法が非常に面白かったので印象に残っています。

そのトップになった投資家の売買手法は、1円でも下げたら損切りするといういたって簡単な方法でした。模擬売買であったためできたのか知れませんが。

この手法では1勝10負でも利益が出ると思います。あまり現実的な手法ではないと思いますが、利益を上げるためには、いかに損切りが重要であるかおわかりいただけると思います。

さて現実問題として、損切りの重要性は良くわかった。しかし実践に入ると、「ここで損切りのポジションだな」と頭ではわかっていてもその実践ができない。このあたりが本音のところではないでしょうか。

しかしこの問題をクリアしなければ株式投資で利益を上げて行くことはできません。

損切りの決断ができない。それではどうするか・・・。

もし買い付け銘柄が引かされて「これはまずい、損切りポジションだな」と思ったときに、新規に「空売り」をしてはいかがでしょうか。

損切りしてしまうとその後に上昇すれば悔しいし、下げれば損の幅が大きくなり切るに切れなくなるし・・・。このような思いで損切りができなくなるのですが、「空売り」なら損切りより容易にできると思います。

その後大幅な下げとなっても損の幅は固定されます。しかし損が解消したわけではありません。これで両建てとなるため投資家の心境も中立な立場となり冷静な判断ができるようになると思います。その後の展開を見極めてどちらかの建玉を切れば良いのです。

結局は損切りとなるわけですが、その間にワンクッションおくことによって相場に対して客観的な見方ができるようになります。

これは損切りがスムーズにできるまでのトレーニングであり、大きな損を避けるためのひとつ手法です。
しかし「おかしいな」と思ったときの損切りがベストです。

Copyright(C)SPS研究所 照沼佳夫
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