「ETF」って何?(その1)

株式投資は相場の安値圏で割安な銘柄を買い付けして、その後の相場上昇を見込み持続するという手法が一般的です。これらの作業を円滑にするためには、相場を判定する技術や銘柄選択を行う優れた手法が要求されることになります。

一般に、相場の安値圏で割安な銘柄を買い付けし、その後の上昇で利食いして利益を確保しようと考えますが、相場は全てセオリー通りに展開するとは限りません。

安値圏と判断し多くの銘柄を仕掛けたにもかかわらず思い通りの展開にならず、相場は更に下降トレンドを展開することもあります。このような場合、投資家はどのような判断をするでしょうか。

大きく積み上がった買いの持ち株を抱え込み、相場下落で苦悩し不安になります。やり切れません。そこで投資家は見込み違いであったため、持ち株を全て損切りするか、そのまま持続するかなどの判断に迫られることになります。

このような状況に追い込まれた投資家の行動パターンはほとんど決まっています。

そのうち相場も上昇するだろうと期待し、持ち株をそのまま持続する。または、利益のある銘柄のみを利食いし、あとの銘柄は持続するなど。これらは最悪の結果になります。この時点では、まだ持ち株を全部処分するという勇気はありません。全株処分するのは、パニックになって冷静な判断ができなくなってからです。多くは、このようなパニック売りが出た時点で相場は底を打つものです。

一方、機関投資家の場合はどうでしょうか。機関投資家のファンドなどは買いオンリーであり、内容的には上記の個人投資家と同じではないでしょうか。プロと言われる機関投資家であっても見込み違いや失敗はあるはずです。このような場合、機関投資家はどのような対応をするのでしょうか。個人投資家のように、利益のある銘柄のみを利食いして、あとはじっと我慢して持続するのでしょうか。それともパニックになって全株処分してしまうのでしょうか。

機関投資家はそのようなことはしません。もちろん機関投資家は長期スタンスの投資であり、多少の相場の上げ下げでは動揺しません。しかし、相場下落のリスクもあります。そのような場合は、先物に繋ぐ、つまりファンド運用の銘柄は持続しながら日経平均先物などを売ってリスクをヘッジするという操作を行います。(つづく)

Copyright(C)SPS研究所 照沼佳夫
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