売買における悩みや苦悩を解消するには(その2)

処分しようか持続しようか散々悩んだあげく、処分したらそこが安値だった。
持続したらそのまま下げてしまった、などの苦い経験もあると思います。私自身もこのようなことは何度も経験しています。皆さんは、このような時にどのような対処をしているのでしょうか。学習効果はあったでしょうか。

前回の「多くのダマシにあい途中でやめてしまった」や「散々悩んだあげく、最悪の選択をしてしまった」に共通するものは何でしょうか。これらに共通することは、投資家が追い詰められた状態、選択を迫られた状態であると思います。これらは、投資家には避けて通れない問題ですが、辛いものがあります。

投資家は、常に二者択一の選択に迫られ、そのつど思い悩み苦痛を味わいます。この苦痛を引きずることにより、次の選択で更に間違いを起こすことになります。これらの負の連鎖を断ち切る方法はないのでしょうか。

これらは投資家自身の問題であり、基本的には投資家自身が解決しなければならない問題ではありますが、その対策は何かないものでしょうか。これらの解決策を私自身の体験からお話してみたいと思います。これらはすべての投資家に当てはまるかは疑問ではありますが、ひとつの考え方として理解してください。

まず、多くのダマシにあった場合についてですが、一般に多くのだましにあうと不安が生じます。このまま続けても良いものかと。この不安を解消するには、現在利用している売買手法が信頼できるかにかかってくると思います。信頼できる売買手法であれば多少の不安はあるものの、続けることは可能となるはずです。

すると、「今利用している投資手法が信頼できるかわからないから不安になるんだよ」という意見が返ってきます。まさにその通りです。では、現在の売買法が信頼できるか否かの判断が必要になってきます。これらはどのように判断すればよいのでしょうか。

たしかに、「この売買システムはいいよ」と言われてもすぐに信用する人はいないでしょう。そこで提案ですが、いくつかの売買システムがあったとしたら、現在自分で売買している売買手法はそのまま実行しつつ、平行してそのほかの売買手法の模擬売買をすることです。しかも、それらを長い時間をかけて忠実に行うわけです。

この方法であれば複数の売買方法を同時に模擬売買できるはずです。現在売買している方法をやめて、新しい売買手法に全て切り替えてしまうから不安が生じてくるのです。模擬売買は長期間にわたり行うことが必須です。

売買システムの信頼性は、投資家自身が時間をかけて検証しなければ自分のものとならないはずです。長い時間をかけて、これらの模擬売買の中から自分に合った信頼できる売買手法を選択していくわけです。

「散々悩んだあげく、最悪の選択をしてしまった」については、明確な売買ルールを持っていないためです。これらも上記のように、長期間の模擬売買によって信頼できる売買システムの採用により解決できるものです。信頼できるシステムは、迷ったときの心のよりどころとなるのです。私は、これらの方法により長い間、相場の世界で生き残っているのです。

株式投資には、常に悩みや苦悩が付いて回るものです。これらを解決する方法は、明確な売買ルールを持った信頼できる売買システムによる運用にあると考えます。

Copyright(C)SPS研究所 照沼佳夫
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