リスクはヘッジで防ぐ(その2)

システムトレードは、人間の感情を排して機械的に取引する売買の技法であり、歓喜や恐怖もほとんどなくなる。株式投資をしているという実感もなくなる。非常に面白くない刺激のないトレードになってしまいます。裁量トレードが良いかシステムトレードが良いか、これらは投資家個人個人が決めることです。

裁量トレーダーの多くは、欲と迷いに支配されその判断に疲れ果て、更に多くの損失に頭を抱えてしまうことになりかねない。損失が続くと自己嫌悪と自信損失によってトレードを続けることが難しくなってしまう。そこで、投資家はこれらから逃れるためシステムトレードに向う。システムトレードは、機械的に売買するため精神的にも安定し、しかも短時間で売買が完了できるのではないかと考えるが・・・。

システムトレードを実践するとすぐにそれは甘い考えであったことに気づく。裁量トレードで勝つことのできない投資家は、それが簡単なルールであっても、その実行ができない。システムトレードは、その厳格なルールに基づくシステムにおいては無条件でシグナルに従うことこそが全てです。欲と迷いに支配された裁量トレーダーには、システムを使いこなすことは不可能という結果になります。

かつての私がそうであったように、このような状況は多くの投資家を悩まし、苦悩のスパイラルから抜けられず、もがき苦しみ続けることになります。そこで私は、そのような状況から脱するためにサヤ取りを考えました。その後、更に研究を重ね、ヘッジ比率(ポジション比率)を考え出しました。(つづく)

Copyright(C)SPS研究所 照沼佳夫
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