魑魅魍魎(その2)

株式投資において、少資金であれば一時的に何倍かになることもあるかもしれません。しかし、その継続性には疑問を持たざるを得ません。ある程度大きな資金になればそうはいきません。トップクラスのトレーダーでも、そのパフォーマンスは年率20~25%程度であることを自覚していただきたい。

確定的なものなど何もない相場の世界では、噂や情報が氾濫しています。特に現在は情報化社会であり、その情報が洪水のように溢れています。これらの中から有用な情報を選択することは困難です。おいしい話にはご用心。

情報や材料で売買されている投資家は非常に多いものです。これらを否定することではありませんが、個人投資家の範疇ではこれらを正しく判別することは至難の業です。これらを利用した売買では、たまには当たることはあるがトータルすれば負け、ということになってはいないでしょうか。

私の投資手法は、情報や材料を一切利用しない投資法です。手元にあるデータを信頼して運用するだけです。投資の世界全体から見れば、これらの手法や考え方は少数派に位置しているのではないでしょうか。私はアウトロー投資家を自認しています。

株式投資は少数派に付かなければ儲からないということはすでに述べています。投資の世界は妖怪の住む世界であり、時として、何を信じて、何を心のよりどころにして売買してよいのか分からなくなるときがあります。

このようなときは、あまり答えを外部に求めようとするのではなく、今まで自分が歩いてきた道を振り返り、その体験や経験から学び取ることも必要ではないでしょうか。案外、その答えは自分の手の中にあるものです。

Copyright(C)SPS研究所 照沼佳夫
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