スムーズな損切り(その1)

株式投資で儲からない原因のひとつに「損切りができない」がありますが、たしかに損切りは重圧を伴い決断が鈍るものです。しかし、損切りができずに株式投資で収益は望めないことは周知のとおりです。

そこで、何とか損切りがスムーズにできないものでしょうか。一般に、テクニカル派は株価チャートを見ながら売買します。ローソク足を見て「このラインが抵抗線だから、このラインを切ったら損切りしよう」などと考え売買しますが、実際に、そのラインを切ってしまうとあれこれと考え始めます。

当初の損切りを忘れ「業績は良いのだから切り返すだろう」「相場も上昇傾向なので戻るだろう」「材料があるから大丈夫だ」「その下に強い抵抗線があるからここは辛抱だ」などと考えをめぐらします。

そのような期待に反し株価は奈落の底へ。下値抵抗線であったものが、今度は上値抵抗線に変わってしまう。マイナス幅が大きくなり「いまさら切るに切れない」となる。これらは誰でも経験することです。これらは誰でも通る道ではあるのですが、このような状態を続けていては株式上達もおぼつかない。

そこで、損切りをあまり抵抗なくできる方法を考えてみましょう。

一般に、テクニカル派は株価チャートを見ながら売買をしますが、損切りの場合は株価チャートを見ないで損切りしてはいかがでしょうか。株価チャートを見ると、どうしてもローソク足の型や次の抵抗線などに目がいってしまい迷いが生ずることはないでしょうか。

Copyright(C)SPS研究所 照沼佳夫
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