まさか、まさか(その1)

以前、ある新聞に下記のような記事があった。

『信用取引の代金未払い、10億円損失の恐れ・・・・大和證券・・・・・・・・

大和證券グループ本社の鈴木茂晴社長は6月23日、都内で開いた定時株主総会で、東証マザーズ上場の電気検査装置メーカー「 6726 オー・エイチ・ティー」株の信用取引を巡り、子会社の大和證券に顧客8人から代金が支払われず、最大で10億円の損失が発生する恐れがあることを明らかにした。 

オー・エイチ・ティー株を巡っては、5月中旬の株価急落で信用取引の代金未払いが大量に発生し、東京や大阪などの10社以上の証券会社で総額数十億円の損害が出ている。』

これらの記事を読んで、投資家の皆さんはどのようにお考えになったでしょうか。

当銘柄を信用で大量に買い付けしたものの、株価急落で追証(追加担保)が払えなくなり、証券会社ではその代金が焦げ付いてしまったということです。

6726 オー・エイチ・ティーの株価推移を見てみますと、5月の120万円台から6月には15万円台まで急落しています。その急落場面では当然ながらストップ安の連続です。逃げるに逃げられない状況にあったと思います。

その下げ幅は90%近くにもなります。しかも、1ヶ月程度の短期間です。通常、これらの銘柄を買い持ちしていた場合は、手の施しようもありません。

上場されている数多い銘柄の中には、このような銘柄もあるのです。もし、これらの銘柄に集中投資していたら即破産です。(つづく)

Copyright(C)SPS研究所 照沼佳夫
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