100人中、3人(その3)

このような厳しい相場の世界で収益を上げるには、それなりの努力が必要ではありますが、その方法論と言えば誰でも知っているシンプルな方法なのです。戦いには武器が必要です。その武器は投資理論と確固たる手法、それと実行力ということになるでしょうか。

損切りは確実に行う。リスクヘッジをする。売買ルールを厳守する。損小利大の手法で売買する。

もし、これらのことを守って売買するだけでも、大きく損をして頭を抱え込んでしまうということはないはずです。相場には売りと買いしかないわけですから、そう難しく考える必要はありません。基本だけをしっかり守って売買すれば恐れることはないはずです。

しかし、これらを実行する決断力が一番厄介となります。誰でも損切りが重要であることはなどわかっているのですが、もう少し、もう少しと頑張りすぎて塩漬けに。私は、相場で一番難しいのは投資家の「感情のコントロール」にあると考えています。これらは私の長い投資体験から生まれた結論です。

だいぶ昔の話ですが、ある投資家が相場に重要なことは「決断力」であると悟り、精神修行するために禅寺に数ヶ月入門しました。荒行を耐え抜き修行を終え、再び相場の世界に・・・。最初はそれなりに頑張ったのですが、結局は元の木阿弥へ。

そのぐらい「感情のコントロール」とは難しいものなのです。相場で戦う相手は、プロのディーラー達ではなく、まず自分自身であることを自覚していただきたい。

結局はシステム売買に収まるのかなー・・・と思いつつ。

Copyright(C)SPS研究所 照沼佳夫
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