相場観測はヘッジ比率(2)

株式投資で長期にわたり運用し収益を上げていくには、やはり「ヘッジ比率(ポジション比率)」の採用が不可欠と考えます。小遣い稼ぎの売買ならいざ知らず、大きな資金で運用するには、やはりヘッジしながらの売買でなければ神経が磨り減ってしまうと思います。株式投資で破綻する前に精神的に破綻してしまっては元も子もありません。

ヘッジ比率(ポジション比率)は、私が開発したオリジナル分析指標であり、他の分析システムには見られない指標であるため、大いに活用していただきたいと思います。

もし、これらの比率で建玉していれば、今回の急落などなんのそのです。場合によっては、今回の急落で収益が上がっていることもあります。他の投資家が「困った、困った、どうしよう」と悩んでいるときに、涼しい顔していることができます。

通常の相場では、ヘッジするということは「キブスをはめて歩いているようなもの」であって、うっとうしいと感じますが、ヘッジは相場で生き残り続けるための必須のアイテムであるということを理解していただきたい。

もし、これらのヘッジ比率を無視した売買では、その売買においてもあまりうまくいきません。私の分析システムにおいて、個々の銘柄の売買では当たりはずれもありますが、ヘッジ比率を採用することにより、売買が大きく曲がってしまうということは避けられます。

何度もコメントしていますが、株式投資で重要な要素の順番は、まず、相場観測、銘柄選択、売買テクニックの順になります。この中で株式投資成功の要素の85%は相場観測にあり、その相場観測はヘッジ比率ということになります。これらの相場観測に大きな間違いがなければ、多少の銘柄選択のミスや売買タイミングのミスなどはどうでも良いことになります。

株式投資の成功は「相場観測(ヘッジ比率)」にあり、と言っても過言ではありません。投資家の皆さんもこれらのことを十分に理解して頂き、今後の投資活動に励んでください。

ヘッジ売買を採用することにより相場動向を気にすることなく、大いにエンジョイしていただきたいものです。

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相場観測はヘッジ比率(1)

ここ数日、東京市場はドル安・NY市場の急落を受け大幅な下落となっています。様々な場所で今回の下落の原因を解説しているようですが、そんなことは下落する前から誰でもわかっていることです。後講釈は誰でもできます。

我々個人投資家は、それらの解説に頼らず常日頃から自己防衛の対策をたてておかなければなりません。今回のような株価急落の原因は別として、株式投資には急騰、急落は付きまといます。それが相場なのです。今回のような急落でうろたえているようでは、これから先の運用も危ぶまれることになります。

では、どのような対策を講ずればよいのでしょうか。株式投資は株価の変動により、そのキャピタルゲインを求めるものですが、それらが急激であったり、また株価変動が小さすぎたりしても困ることになります。しかし、これらは相場のこと、投資家の思い通りに展開するものではありません。

「相場変動に左右されずコンスタントに収益を上げていく」ということが、投資家の理想とするものではないでしょうか。相場急変のたびに頭を抱えているようでは、
多少収益が上がったとしても、株式投資そのものがバランスの取れないものとなるでしょう。(つづく)

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