シートベルトをしっかりと締めて(1)

世界中の株式市場が大荒れです。ニュースのトップ扱いになり、あれやこれやと騒いでいるようです。ニューヨーク市場などは、まるでジェットコースターに乗っているようです。このような市場で儲けた者、損をした者、悲喜こもごものようです。

このような相場状況において「投資家は落ち着いて行動しなければならない」などと呼びかけているようですが、追加担保の請求などきたら落ち着いていられるはずもありません。ここまできて「落ち着いて」などとは、所詮無理な話です。

相場の世界では、予想もつかない状況はいつでも起きます。投資家はこれらを承知の上で市場に参入してきているはずです。しかし、それらの対策が講じられていないのが現状ではないかと思います。

リスクに対しての対策をせず市場に参入すれば、投資不適格者としてペナルティを受けるのは当然ではないでしょうか。そのペナルティにも懲りずに市場にとどまっていても、いつかはレッドカードで退場させられることになります。

通常の相場変動であれば、リスク対策などは足かせとなってパフォーマンスを下げることになりますが、今回の相場の急変のような場面では、せっかく積み上げてきた利益も一瞬に吐き出してしまうことになります。利益がなくなるならともかく、元金まで目減りしてしまうような結果になります。

つづく

Copyright(C)SPS研究所 照沼佳夫
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