シートベルトをしっかりと締めて(2)

私は常々申し上げています。「株式投資は長期間にわたり継続して運用する」ものであると。つまり、市場に生き残っていなければならないということ。そのためにはリスク管理が必須であると。今回の相場急落において、リスク管理の必要性が痛いほど理解いただけたものと思います。

リスク管理の方法はいろいろありますが、株式投資では、いかなる場合でもヘッジをしておくということではないでしょうか。リスクにはヘッジ(保険)が必要です。

もし、今回の相場急落で大きく損を被っている投資家であれば「その投資手法は間違っている」と言えます。「自分は長期投資だから」と言う投資家もいるかも知れませんが、心中穏やかではないと思います。

現在市場に参加している投資家のキャリアは4、5年と聞いています。キャリアが4、5年では安定的に収益を上げることは困難でしょう。中には、今回の相場で「頭の中は真っ白、目はうつろ」状態の投資家もいたと聞いています。

人間は追い込まれたときに、ふだんは見られないその人間の本性が出てくるとも言われています。真価が問われるときでもあります。今回の相場急変では投資家の資質が問われる良い機会です。一歩踏み出すか、一歩後退するか、それとも退場するか。

もし、株式投資が好きであれば一歩踏み出すべきです。これらはすべて私が通ってきた道でもあるのです。投資の世界では、たとえ失敗しても多くのことを学ぶことができます。私は投資の世界は人生の縮図であると思っています。

今回の相場で何が間違っていたか、何が正しかったのか、何をするべきだったのかが十分認識できたと思います。ネガティブにならず、これらを学ぶすばらしい機会であると理解してください。。何も心配することはありません。これらは今後の投資活動に大いに貢献し、更なる飛躍の礎となることは間違いないからです。

相場の荒波に負けないように、しっかりとシートベルト(ヘッジ)を締めて乗り切っていきましょう。

Copyright(C)SPS研究所 照沼佳夫
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