高値覚え、安値覚えとは(2)

テクニカル分析における最も良い分析期間の取り方は、過去のバックテストにおいて最適な期間を割り出すことが正しいと考えます。いろいろな期間をテストして、もっとも当てはまる期間を採用するということになります。投資とは「長期間にわたり継続して運用する」ということですから。

もし、最適な分析期間で分析したとした場合、今回のような急落からの戻りにおいては、急落で空売りの買戻し、そして新規買いは難しいと思います。なぜなら過去のバックテストにおいて最適な期間を割り出した分析期間に適合しないからです。

その原因は、今回の急落、急騰は長い相場展開の中ではレアケースとなるからです。テクニカル分析は過去のデータに基づいた確率を算出するものであり、当然ながら確率の高い分析期間などを採用することになります。

テクニカル分析とは、このような考えに基づくものでありますが、おのずとそこには限界があることも理解していただきたい。

Copyright(C)SPS研究所 照沼佳夫
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