継続的な運用が可能であるか(1)

市場は大きく乱高下している。投資家は相場の難しさを実感していると思います。上昇相場に乗って儲けててきたものの、今回の急落で吐き出してしまった投資家も多かったのではないでしょうか。

株式投資は理論と実践であり、これらの基づいた売買でなければ市場での継続的な運用は困難なものとなります。追い風に乗ってたまたま偶然に儲けたものはいずれは返却することになります。メッキはいずれ剥がれます。

今回のような乱高下では小手先のテクニックなど通用しないことも実感されたと思います。投資の世界では何が重要であるか教えられた相場展開でもあったと思います。

ところで、昨年(2007年)の成績はいかがでしたでしょうか。昨年は前年に続き大きなもちあい相場展開でした。一般に投資家は、相場変動より手持ち株の成績によって云々します。相場があっての投資家であり、またその成果であることを認識していただきたい。相場が「主」であり、投資家は「従」であるのです。

昨年(2007年)における日本株の投資信託の成績はどのくらいであったらご存知でしょうか。昨年の日本株の投資信託の成績の平均はマイナス12.5%であったと報告されています。これは昨年の相場変動より大きな数値です。

投資信託の運用者はその道のプロです。そのプロが運用しても、もちあい相場では取れないのです。投資金額は異なるものの個人投資家がそれらを上回る成績を収めることも困難なものです。

つづく

Copyright(C)SPS研究所 照沼佳夫
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