相場雑感・2

株式投資には「絶対」ということは無く、常に試行錯誤の中で売買を行なっている。不安の中での売買は、雑多な情報に振り回されることも多い。投資の世界は、孤独なビジネスの世界であり、何かを心のよりどころにしたくもなるものです。

投資の世界は欲の世界。欲が絡めば見えるものも見えなくなってしまいます。常に冷静で客観的な視点で相場を見るようにしたいものです。

ある程度株式投資の経験を積んでくると相場の厳しさがわかってくる。投資家は常に「評価損」という大きなストレスと重圧を引きずりながら売買を繰り返しています。

本来、株式投資は精神的に安定した状態で売買の判断を行わなければならないが、ストレスを抱えたままでは正しく的確な判断はできない。このような状態では、日常の生活にも影響を及ぼしてくることになる。しかし、わかっているができないのが、この世界でもある。

人間は追い込まれると弱いものです。相場におけるこのような現状を十分理解して日ごろからその対策を考えておかなければならない。この問題は、投資家であれば今後、誰でも体験することであり、また大きな壁でもある。

株式投資で多少の利益を上げても、精神的に破綻したり、日常生活に支障をきたすようであれば、本来の目的である豊かなゆとりある生活が達成できなくなる。これらの対策は必須です。

株式投資は心理戦争とも言われています。心理的に追い詰められては、すでにその戦いは「負け」となります。また、現在は情報化社会であり情報が氾濫しています。これらの情報やまわりの雑音に振り回されることなく、自分を見失うことなく精神的に安定した状態で売買していただきたいと願うものです。

Copyright(C)SPS研究所 照沼佳夫
無断転載厳禁

相場雑感 1

投資には知識、経験、感情のコントロールの三つの要因が必要となります。一般に、投資家は欲という感情(本能)に引きずられ衝動的な売買をしてしまう。不安や迷い、恐怖感などでヒステリックなってしまうことも多い。

投資家は、上昇相場では貪欲になり暴走し、下降相場では恐怖でパニックを起こしてしまう。投資の必勝法である「損は早めに切って、利は伸ばす」を忘れ、常に脅迫的な心理状態に陥ってしまう。己を失っては負け戦となる。

「よく当たると言われるエコノミスト」「大儲けしたと言われる投資家」「大儲け必勝法」などには多くのファン(信者)が集まる。ところが、これらを統計的な手法で検証すると、過去においてはパフォーマンスが良かったものの、次の期間も続けてパフォーマンスが良いという検証データはない。これらはほとんど偶然に過ぎない。

これらの問題への対策は「一貫した運用システムの採用」にある。過去の検証や分析から、やはり投資方針の一貫性が有効だという見解が得られています。

株式市場は、市場参加者の楽観度合いと悲観度合いの変化を心理的にあらわしたものであり、投資において心理的要素を無視する投資家は、最終的に敗者になってしまう。

投資においては、市場の分析以前に投資家自身の分析を行わなければいけない。知識や経験の度合いを理解しておかなければならない。また、間違いを犯すことを恐れず、その間違いの原因を追究し理解することに意義がある。株式投資は、この間違いの是正の積み上げにより上達するのだが・・・。

「空売り」は「買い」より難しいと言われている。一般的に「空売り」は反体制的であり、氾濫している情報も「買い」に偏り、「空売り」に対しては大きな障害となる。

投資家は、この「空売り」に非常にネガティブになっているようだが、運用というスタンスで見れば、「空売り」は運用の継続性と安定性を保つ可能性が高い。

投資に限らず、何事でも一人で考えていると必ず曲がってしまう。その考え方は必ずマイナスの方向に曲がりやすい。株式投資は投資家自身が判断し実践します。これらの作業は、多くは一人で行うので、その判断には注意が必要となる。

投資では、負けが込むほど更に負けてしまうという「負のスパイラル現象」が起きます。しかし、このような時に誰も相談する人がいない。相談したからと言って解決するものではないが、その判断に注意すれば大きく曲がることは避けられるかもしれない。

Copyright(C)SPS研究所 照沼佳夫
無断転載厳禁