知る者は言わず・・・

東京市場は高値こう着状態です。このような動きの中での売り買いは難しいものです。うまく仕掛けたとしても「下がるのではないか?」「上がるのではないか?」と怖くなり、結局、小幅の利食いになってしまうものです。

裁量的な売買であれば投資金を少し抑えての売買が賢明かと思います。小幅であっても利益が出ればよいのですが、乱高下が激しくリスクが高まることになります。

さて、先日「プロ投資家会」なるものに参加しました。人数は10名ほどで、会食しながら約3時間程度の座談会でした。大多数は旧知のメンバーでしたが何人かの新人も参加しました。

会合ではいつもながら私は聞き役に回りました。参加者のほとんどはFXの投資家でした。その話を聞いていると、一日に50回も100回も取引するというツワモノもおりました。つまり、スキャルピング手法での売買です。私には真似のできないことです。

さらに驚いたことに、その売買に1日10時間も費やしているとのこと。どのような生活観で暮らしているのやら・・・。人間が集中できる時間は2時間程度と言われているのに。さらに突っ込んで聞いた見た。

毎日長時間パソコンの前に張り付いていて辛くありませんかと。彼曰く、「とても楽しいですよ。好きだから」と言った。これにはさらに驚いた。

投資の世界も変われば変わるものだとつくづく感じました。私が投資を始めた頃は鉛筆をなめなめローソク足を書いていたものだがなあ・・・。隔世の感があります。

そのような会合に出席すると、ひとりで自説を延々と述べる人が必ずいます。周りは黙って聞いているようですが、はたしてその人が自説のとおり大儲けしているのだろうか。私は「知る者は言わず、言う者は知らず」と思っているのですが・・・。

どのような手法で売買しようが、どのような考えを持って売買しようが、投資の世界は「勝てば官軍」ですが、「投資」をその投資家の人生という大きなスパンから見た場合、どのような位置づけになるのでしょうか。

何事も犠牲を払わずして成し得るものはないものです。物事を成し得るには必ずその対価が必要であることは誰しも承知しているでしょう。しかし、何かを得るために、その対価と得るものとのバランスを考えてみたことがあるでしょうか。人生もまた「損小利大」ではないだろうか。そのように感じた会合でした。

腰を痛め、集中力を欠いているため、今回はこのあたりで。