適正利回り

株式市場はギリシャ問題で波乱状態です。しかし、ギリシャの債務問題が注目されていますが、実はもっと深刻なのが中国の経済危機である。上海株式市場は1日で7%も下げ、すぐに5%戻すなど、通常では考えられないようなて値動きとなっています。

ギリシャ問題、中国の問題と話題は尽きないのですが、ちょっと古い話題で恐縮なのですが、以前にスイスフランの急騰という問題があった。

一般的にFX取引では損失を限定するストップロスを入れて元本の保全を図ります。そのため通常の値動きであれば、ストップロスに触れれば決済されます。しかし、今回のスイスフランのように急激に暴騰した時には、いきなりストップロス以上に値が飛んでしまったり、さらにその後も一方的な展開でストップロスの注文が約定しないままに損失が拡大してしまうということがあります。ストップロスは便利な機能ですが、暴騰/暴落時に必ずしも発動するとは思わない方が良いでしょう。

以上のように、相場では何が起こるかわからない。何が起こっても不思議ではない。投資家は常にリスクを背負いながら戦っているのだが、投資金を一発で失ってしまうような投資手法は絶対にするべきではないと考えます。

FXでのスイスフランの取り扱いは少ないようですが、スイスフランの取引で大きく損失を被った個人投資家もいるだろう。ここでの教訓はなんだろうか。やはり単発的(単一銘柄)な勝負は怖いということであろうか・・・。

投資はギャンブルではないのですが、最近の高レバレッジのFX取引やバイナリー・オプションなどはギャンブルに近い投資手法です。このような投資法では、連戦連勝で勝ち進んでも、投資金が膨らんだところで一回負ければ終わりとなる可能性があります。

投資家は誰でも高い投資利回りを求めますが、現在の市中金利やビジネスにおける収益性などが適正利回りであり、それらを何十倍も上回る利回りを期待すること自体間違いではないでしょうか。たしかに一時的であればそのような利回りを得られる時もあるかもしれませんが、反対にマイナスの時期もありますので、トータルすれば投資利回りもそれほど高くなるものではありません。

最近、私の投資仲間が「為替の取引から日経平均先物に変えようと思う」と言っていた。その仲間も個人投資家としてはかなり高額な取引をしていました。日経平均先物に変える理由は聞きませんでしたが、おおよその見当はつきます。

投資ノウハウとしては、FXも日経平均先物も、さらには個別銘柄の株式取引であっても大差はないはずです。取引市場を変えたからといって、レバレッジ倍率を変えたからといって、その収益が大幅に増大するわけでもないでしょう。

要は、ギャンブルのような単発的な勝負をせず、分散投資のようなリスクを抑えながら適正利回りを追求する投資手法こそが、投資の王道と言えるのではないでしょうか。