逆張りと順張りとの捉え方

市場が高値を更新してくると、長期投資家の話題が中心になってくる。長期に持ち続け、今ではこれだけの資産になっているとか自信たっぷりである。相場の世界は「勝てば官軍」ではあるが、相場には上昇期、下降期があり、長期投資派は相場下降期にはつらい思いもしたであろう。

たまたま現在の相場環境で見れば「長期投資で良かった」となるが、長い目で見ればゼロサム・ゲームではないだろうか。現在、長期投資派が脚光を浴びているが、相場低迷期に長期投資派の記事を見ることはない。

私は長期投資が問題であるとは言っていない。長期投資でも短期売買でも、投資家の資金量や投資家の性格に合っていれば、それがその投資家においてのベストの投資手法であると思っています。

投資手法には上記のように、長期投資と短期売買がある。FXにはスキャルピンという一瞬で売買する超短期売買もある。いずれにしても投資家に合った手法で売買すればよい。また、実際の売買手法には、逆張り手法と順張り手法とがある。こちらも投資家に合った手法で売買するべきでしょう。

ここで少し逆張りと順張りについて考えて見ましょう。たとえば、逆張りにおいて買い下がりをしたとします。株価1000円から100円刻みで3回買い下がれば900円、800円、700円となる。一方、順張りでも買い上がりをしたとします。株価1000円から100円刻みで3回買い上がれば1100円、1200円、1300円となる。

ここで、買い下がりと買い上がりを3回行った時点の損益を考えて見ましょう。買い下がりの平均買いコストとは800円「(900+800+700)÷3」となる。一方、買い上がりの平均買いコストは1200円「(1100+1200+1300)÷3」となる。

ここで、買い下がりを3回行った時点の株価700円での損益はマイナス100円「700-平均買いコスト800」となる。一方、買い上がりを3回行った時点での株価は1300円での損益はプラス100円「1300-平均買いコスト1200円」となる。

これは何を意味するのだろうか。買い下がりと買い上がりでは総投資額は異なるものの、買い下がりでそのまま株価が下がり続けると何回買い下がりをしても評価はマイナスのままである。他方、買い上がりでそのまま株価が上がり続けると何回買い上がりしても評価はプラスのままである。

実際、株価は上がり続けることもないし、下げ続けることはないので、上記の考えは当てはまらないかもしれませんが、逆張りと順張りとの捉え方を一考する余地はありそうな気がしますが、いかがでしょうか。

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