何事にも落胆しないこと

何が株価に影響するか分からないものです。しかしながら、政府の決定事項、特に金利政策は経済や金融市場に徐々に反映してくるものです。情報や材料といった株価変動要因も株価にどのようにインパクトを与えてくるのか分からない。株価に即反映してくるのか緩やかに反映してくるのか分からない。

これら株価変動要因の反映が早くなろうが遅くなろうが結果的には織り込まれるわけですが、この遅いか早いかは投資家にとって重要な問題となる。このあたりの読みが難しい。

私は相場の先読みは一切しないので、株価変動要因の反映の分析などはまったく行わない。行わないと言うより分からないからしないと言った方が正しい。よって情報や材料で振り回されることはない。

しかし、このところの相場の乱高下には振り回されている。日経平均の寄り付き値が前日の終値から300円も400円近くも離れて寄り付いては、短期的な相場の流れを判定することも容易ではない。よって、成績も芳しくない。

これらも夜間取引での米国市場の影響が大いに関係しているようです。米国の利上げの影響などもあって、しばらくはこのような状況が続くのではないかと思われます。まだまだボラティリティは大きい状況にあります。

投資家は負けが続くと一時中断しなくもなるものです。私も友人に「そんなに損が続くのになぜ止めないのか」と言われたことがあります。「止めたくもなるが、これが私の仕事であり、投資を生業としているので逃げ場がない」と返事した記憶があります。

投資家であれば誰でも負けが続けば投げ出したくもなります。そこで踏ん張って売買を続けられるには何が必要でしょうか。強い気持ちでしょうか。強い気持ちがあっても、みるみるうにち減っていく投資金を見れば気持ちも折れてしまいます。

このように状況に追い込まれたとき、投資家は何を心のよりどころにするのでしょうか。何を信じて売買を継続していけばよいのでしょうか。

一般的に、追い込まれたときには「自分を信じて・・・」という言葉をよく耳にしますが、現実的には、なかなかできることではありません。私のような凡人には所詮無理な話です。ここで投資家は大いに悩むのです。

私の語録に『「力」とは繰り返しの結果である。目標と信念と情熱を持って、良い時も悪い時も、ひたすら続けることである』とありますが、まさに継続は力なりです。しかし、投資では上記のように継続できないという問題が多く発生し、結果として「力(成果)」が発揮できないということになります。

このような問題に対しては、以前から当欄で「投資金を最小単位にしても継続すべき」と解説してきました。投資の世界では「もうギブアップ」という状況はたくさんあります。しかし、売買を一度中断してしまうとまたスタートラインからとはじめることになります。

やはり、私の語録に『逃げては何も残らない。逃げてもまた元のところに戻るだけ。今逃げたら、明日はもっと大きな勇気が必要となる。逃げずに困難に立ち向かえ。』とあります。実際にはこの言葉のようにはいきませんが、気持ちだけでも落胆せず前向きにしたいものです。

話は戻りますが、私は現在でも負けが続けば落ち込みますし、投げ出したくもなります。しかし、そこで踏ん張れるのはシミュレーションの結果です。実際の成績はシミュレーション通りにはなりませんが、少なくても継続運用すればプラスになるという結果を心のよりどころとしてがんばっています。
拙者の格言

『成功するための極意、何事にも落胆しないこと。あくまでもやり続けること。 決して断念しないこと。』