辿ってきた道にその答えがある

年初来、市場は大きく動揺しています。そして日本銀行が金融政策にマイナス金利の導入を発表。現状では、低利回りだが、値動きは激しいという運用難が続くと考えられる。2016年も金融市場のボラティリティは高いと言ってもよいでしょう。

このような市場環境下で高いリターンを求めるには、やはり、ある程度のリスクを受け入れるしかありません。現在のようなボラティリティの高い展開では適正にロスカットを入れておいてもすぐにロスカットに引っかかってしまいます。

そこで投資家は大いに悩みます。今まで順調だったのに・・・。何が悪いのか、現在の投資手法がまずいのかなどと考え込みます。しかし、その原因の多くは、現在のボラティリティの高さにあるのではないだろうか。

以前にも解説しましたように、常に市場のボラティリティを計測しておくべきです。そして、ボラティリティの変化に合わせて投資のロジックを変化させるべきです。

市場が大きく変動すると、さらなる慎重な銘柄選択も必要でしょうが、市場全体が大きくブレる状況下では、今後の企業業績の優劣より、目先的な相場全体の変動に振り回されることになります。そのためには、ロスカット幅を少し大きく取るなどの対処も必要となってくるでしょう。

日本の株式市場はボラティリティが高く、リスクがあるとの考えから海外の投資はいかがだろうかと考える投資家も多いようです。しかし、グローバル化した投資市場では、その変動も似たようなものとなりますです。

まず、海外投資では為替という問題があります。まず、為替変動を予測し、さらに投資物件の分析と二重の分析が必要となってきます。結果的にはハイリスク、ハイリターンとなります。であるならば現在の東京市場と同じではないだろうか。

昔から「知らないものに手を出すな」という格言があります。日本市場での運用も難しいのに、ましてや海外市場での運用などさらに難しいものです。

現状がうまくいかないと、その原因も追究せず他のものに目が移りやすいものです。しかしなから、目の前の問題も解決できず、他に移っても成功するはずもありません。結局、現状の辛さから逃げ回っているに過ぎないのです。

「失敗した人の多くは、あきらめた時に、どれだけ成功に近づいていたのかに気付かなかった人たちである」という話もある。逃げてもまた元のところに戻るだけです。少し休憩しても、現在の問題点を分析して、次の投資活動に役立たせることです。今まで自分が辿ってきた道に、その答えがあるはずです。

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