最近の成績

「最近、投資の成績が悪いなあ」と、多くの投資家が悩んでいる。投資成果が芳しくないのにはいくつかの理由があるだろう。投資活動は長期にわたり運用していくものであり、長い間には良い時も悪い時もあるのは当然です。

しかし、最近は特にうまく行っていないなあとぼやく。何が原因なのだろうか。今までは、そこそこうまく行っていたのに・・・。トレンドが一方通行の時は、それなりに収益は上がる。しかしながら、現在のような方向が定まらないような展開では成績もいまひとつ。

トレンドが定まらないということも原因のひとつですが、もうひとつ、ボラティリティが大きいということも成績不振の原因でもあります。以前にも解説しましたように、最近の相場は、通常の相場展開より5割もリスクが増大しています。つまり、ハイリスク・ハイリターンの相場展開であるということです。

では、最近の相場で成績が芳しくないのは自分だけなのでしょうか。プロ集団であるヘッジファンドの成績を見てみましょう。

ニュースによると『ヘッジファンドは昨年には欧米のファンドを上回るリターンを上げたが、今年は過去最悪の滑り出しとなっている。低調な成長見通しを背景に同地域の株式相場が低迷しているためだ。調査会社ユーリカヘッジ(シンガポール)によると、日本を除くアジアに投資するヘッジファンドの運用成績は2月がマイナス1.5%。1-2月ではマイナス6.6%と、この時期としては過去最悪。世界主要地域のファンドの中でも運用成績は最も悪かった。1月に苦戦したグリーンウッズ・アセット・マネジメントやジール・アセット・マネジメントがさらに損失を膨ませた 』

また『アジアのヘッジファンドは2015年に市場の混乱をうまく切り抜けたが、世界の成長鈍化懸念が強まる中で今年に入って運用成績が暗転。中国株の上海総合指数は今年19%下落と、世界の株式市場で最も下げた指数の1つで、アジアの大半の株価指標でボラティリティ(変動性)が大きかった。ユーリカヘッジのシニアアナリスト、モハマド・ハッサン氏(シンガポール在勤)は「アジアのヘッジファンド、特にロングショート戦略に軸足を置くファンドは市場のボラティリティで痛手を受けた」と語った。ユーリカヘッジによると、1-2月の運用成績は欧州のヘッジファンドがマイナス3.2%、北米がマイナス1.7%だった』

2015年に清算されたヘッジファンドの本数は、2009年以来で初めて新たに設定されたファンド数を上回った。ヘッジファンド・リサーチ(HFR)のデータが示した。変動性の高い市場環境の中でヘッジファンド業界が世界的に縮小したという。

15年10-12月(第4四半期)に清算されたファンドは305本で、前年同期の257本を上回った。昨年全体では清算が979本、新規設定が968本だった。

投資家に資金を返還したヘッジファンド会社には、コマック・キャピタル(ロンドン)やフォートレス・インベストメント・グループが含まれる。フォートレスでは23億ドル規模のマクロファンドが損失を出し、清算された。

上記のように、最近はプロでも成績は芳しくないようです。主役である相場全体が不安定であり、ボラティリティも大きいため収益もいまひとつとなっています。あまり焦らないことです。

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