≪ 自分の性格を知る ≫

株式投資で成功するには、単純に株式の知識だけではなく、投資家の心理も大きく左右することを理解しておくべきでしょう。しかし、気合だけでは勝てないことも理解しておくべきです。

投資家には常に強気派と弱気派が存在します。強気派には自分は常に周囲の情報を的確に把握していると自信を持ち、また投資技術においても自信を持つ傾向があります。元来持ち合わせた性格かもしれませんが、このような投資家は結構多いものです。これは、認知のゆがみと捉えることができます。

強気派は収益を上げたときの成功体験の印象を強く持ち続ける投資家である。投資成果はハイリスク・ハイリターンとなる。

一方、弱気派はすべての現象をネガティブに捉える傾向が強い。周囲の情報、関連する物事すべてがネガティブに見えてしまう。株式投資では、自分が大損してしまった銘柄を二度と見たくないという心境がはたらく。そのような心境は正しい判断の邪魔になる。

過去の失敗をいつまでも引きずるタイプの投資家である。投資成績はローリスク・ローリターンである。

強気派も弱気派も投資家の性格に起因するところが大きいような気もするが、一般的に、人の心にはさまざまな認知のゆがみや、偏ったメンタルの傾向などが見られます。ここでは強気派と弱気派のどちらが投資に向いているかという問題ではない。おそらく、どちらも投資には不向きであろう。

投資とは無機質なものであるが、そこに人間の感情を入れてもあまり良い結果は得られないのではないだろうか。投資では「冷静で、かつ客観的な判断」となるわけですが、人間である以上、大なり小なり感情が移入する。

市場が大きく乱高下すると、投資家の感情も大きく揺さぶられる。これは当然なことです。問題は次の行動です。強気派は「まだまだ大丈夫だ」と持ち株を持続する。弱気派は「もうダメだ」と損切りをする。結果は別として、パニックに陥ると感情(性格)によって行動する。

私は、投資で感情が強く出ると負けると思っている。パニックになって行動して、後になってから、どうしてそのような決断をしたのだろうかと思ったことはありませんでしたか。投資の世界でなくてもパニックになっての決断は正しいはずはありません。「あせりと緊張は失敗を招く」ということです。

しかし、これでは結局どうすれば良いのかと思い悩むところですが・・・。自分を投資向きの性格に直すことは無理があるので、まずは自分の性格を知ることから始めることです。自分の性格をモニタリングするのです。

過去の売買で、どのようなときにどのような感情であったかを記録することです。そして、これからも記録していくことです。株式投資を成功させるには、その記録に基づいて、感情に振り回されて、偏りに陥っていないかどうかを分析するのです。

投資では、投資スキルだけではなく、このような角度からのアプローチも必要となってくるのではないでしょうか。

自分の心の動きに注意を払うことが投資で成功する近道ではないだろうか。

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