自分の実力で

皆さんは今まで投資活動の過程で一番成績が良かった時を思い出してみてください。そして、その成績が良かった要因は何であったかを振り返ってください。

成績が良かった要因は投資家それぞれであると思いますが、その要因の多くは「大きなトレンドの発生」によるものではないだろうか。つまり、トレンドに乗って次から次へと売買し収益を収めた時ではないだろうか。

投資の世界は「勝てば官軍」的なところもあるのだが、その時の収益は何によってもたらされたのだろうか考えてみたい。収益は「自分の実力」それとも「トレンドの発生」、あるいは「偶然」によるものであるかを思い出してほしい。

もし、その収益が「自分の実力」であったならば、その後の相場変動にかかわらず、現在でも収益は右肩上がりとなっているはずだ。もしそうでないなら、その収益は「トレンド発生による偶然」ではないだろうか。

投資家は、この区別をしっかりと認識しておかなければなりません。「あの時は良かった」と懐かしい思い出話をしても、それが実力であったのか偶然であったのかを考えていただきたい。

あるヘッジファンド・マネージャーは、下降相場になり、リターンが低迷し、顧客資産は流出してファンドの閉鎖を決めた。「良いことにも終わりが来るということが、最近、我々にとって明白になった」と顧客宛ての書簡に記した、という記事があった。トレンドが思惑と反対になれば、個人投資家もプロも同じようなものだ。

私の語録に「追い風を自分の実力と錯覚するな。追い風はいつか逆風となる」とあるが、これは、私自身の体験のもとに、自分自身に対する戒めとして、今でも心に刻んでいます。

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