実践に勝る勉強はない

東アジア情勢が混沌としています。北朝鮮はミサイルは撃つし核実験をするわで危険極まりない。韓国では海運最大手(韓進)が破綻したし、中国は景気減速しているのにもかかわらず公表されている経済指標はデタラメ。まさにプロパガンダである。

中国による東シナ海、尖閣諸島の問題。また、南シナ海のほぼ全域を領海だと主張する中国。それを全面的に否定する国際司法の判決。中国は現在も国際ルールに従わないという強硬な姿勢を示し続け、中国が南シナ海で着実に進める実効支配の実態。さらに、12月にはロシアのプーチン大統領の来日も予定されている。北方領土は戻ってくるのだろうか。

このような状況下、我々投資家も外部要因に目を離せないところです。しかし、一喜一憂しないことです。明日の相場など誰も分からないのです。相場の急変にはロスカットで対応すべきです。投資家は収益を上げるために行動しているのですが、儲けることより大損しないことを念頭に入れて対処すべきでしょう。

さて、相場に絶対はないわけですが、ある投資家が一定期間シミュレーションして、「これならいける」と意気込んで連絡してきた。もちろんテクニカル手法であるが、その手法をくどくどと説明して私に意見を求めてきた。

聞くところによると、分析期間は半年程度であるが「これがうまく行くんだよ」と嬉しそうに言う。まだ、実践はしていないと言う。しかし、私に言わせれば、半年程度のシミュレーションの結果でうまく行くはずはない。

シミュレーションも長ければよいと言うものではないが、半年程度では話にならない。このような短期的なシュミュレーションは、株価変動にテクニカル指標を合わせているに過ぎない。つまり、株価変動にテクニカル指標を最適化させているだけである。その指標の内容やテクニックを聞くまでもない。

このように小手先の分析は、投資初心者が陥りやすいものです。かつて、私もこのような罠に何度はまってしまったことか・・・。ちょっと相場から距離を置いてみれば、初心者でも分かることですが、投資経験の浅い投資家はどうしても近視眼的になってしまうものです。もし、6ヶ月程度のシミュレーションでうまく行くなら、もうすでに誰かが発見しているはずです。

投資はやはり実践から学ぶべきです。理論(シミュレーション)と実践には、それなりの乖離があるものです。私ごとですが、以前、株式の両建て売買をしていましたが、銘柄数も多く、また、システム売買のため寄り付きの成り行きでの注文であるため、自分の注文で値が変動してしまうという現象が起こり、やむなく先物市場へ転換しました。

しかし、最近は先物市場でも寄り付き値が異常に乖離する現象が見受けられます。このように些細なことですが、シミュレーションと実践では誤差が生じることもあり、繰り返し売買するとその差は次第に大きくなるものです。

私は、前述の投資家に「とにかく、それで実践してみてはいかがですか」と返答した。私があれこれ説明しても、入れ込んでいるため聞く耳を持たないようでしたので。ただし、ロスカットだけは絶対に入れておくようにクギを刺した。ロスカットを入れておけば大怪我はしないと思いますし・・・。

やはり、相場は実践です。机上の理論だけでなく、ある程度体制ができたら実践することです。そしてそこから学ぶのです。相場とは体得していくものです。実践に勝る勉強はありません。

slide1

動画を視聴できる期間は限られていますので、下記のボタンから登録して今すぐご覧ください。
今すぐ参加する