投資家の本性

アメリカの大統領選挙の結果を見て金融市場は一時大荒れとなった。株式市場も急落、急騰し投資家はおおいに振り回された。

日本のメディアはアメリカのメディア情報をそのままにコピペ報道している。実際に足を運んでリサーチしていれば・・・。アメリカのメディア自体が偏った、あるいは買収?されての報道では真実は伝えられない。そのような裏事情も汲み取っての報道をしてもらいたいものです。

私の語録に『情報過多は迷いを引き起こす。マスメディアの情報の9割はノイズ(雑音)。時として、メディアにより真実が嘘の情報のもとに隠蔽されることがある』と。

さて、今回の乱高下で投資家の皆さんはどのように対処したでしょうか。「大幅に下げられたものの、翌日しっかりと戻したので助かった」という声を聞いた。また、「恐怖におののいて慌てて損切りしたが、その後急激に戻したので失敗した。持続しておけばよかった・・・」という声も聞いた。

皆さんはどちらだったでしょうか。上記の対応はどちらが正しかったのでしょうか。結果論として、持ち株を持続したので損をしなかった方が正しいと思われますか?。今回の急落では、空売りの買戻しが入るから持続しようと、明確な根拠のもとに持続されたのであれば持続は正解です。

しかし、あまりの下げの恐ろしさにあっけにとられ何もできなかったという投資家も多かったのではないだろうか。そのような投資家が持ち株を持続したのは「たまたま、あるいは偶然、」に戻ったのでホッとしている状況だろう。

そのような状況下、自分の売買ルールはどうしたのでしょうか。損切りルールは、なかったのでしょうか。もし、自己の損切りルールがあり、すさまじい急落のため、損切りルールが実行できなかったのであれば、これからの投資成果は危ぶまれると思ってください。

もし、しっかりとした自己の損切りルールがあり、それを実行できたのであれば、将来は明るいと思います。結果的に全値戻しになって、悔しい思いをしたかもしれませんが、これも結果論です。自己ルールの実行が正しいのです。

このようなサプライズはいつ起こっても不思議ではありません。相場の世界とは、そのような世界であるのです。相場の世界で長く継続して収益を上げていくには「たまたま、偶然」は通用しません。

相場の大きな変動ではパニック状態に陥り投資家(人間)の本性が現れます。その際の対処の仕方で勝敗が分かれます。これらのことを十分に理解して、今後の長い投資活動を続けて頂きたいものです。
『人間は、追い詰められたときに真の姿を現す。本心が出る。ふだんは皆良い人。よく見極めよ』

人工知能

最近話題のニュースに人工知能(AI)についての記事がある。特に自動運転車が注目されている。世界的に開発が加速する自動運転車は、行き先を指定するだけで自律的に走行する。近い将来、実用化されるのは間違いない。その場合、運転免許証はどうなるのだろうか・・・。

人工知能の発達により、経済も大きく変化してきます。人工知能により奪われる職業がリストアップされ話題を呼んでいます。

人工知能が奪う職業ランキング(15位)。1. 小売店販売員、2. 会計士、3. 一般事務員、4. セールスマン、5. 一般秘書、6. 飲食カウンター接客係、7. 商店レジ打ち係や切符販売員、8. 箱詰め積み降ろしなどの作業員、9. 帳簿係などの金融取引記録保全員、10. 大型トラック・ローリー車の運転手、11. コールセンター案内係、12. 乗用車・タクシー・バンの運転手、13. 中央官庁職員など上級公務員、14. 調理人(料理人の下で働く人)、15. ビル管理人、など。

最近知ったニュースとして、海外の新聞社では、人工知能が記事を執筆する動きが広がってきているが、日本の新聞にも「AI記者」が書いた記事が載った。中部経済新聞は創刊70周年記念企画として、AIと人間が協力して書いた記事を掲載した。新聞記者も人工知能により奪われる職業にリストアップされるのだろうか。

人工知能をはじめ「人と協調するロボット技術」が世界を切り拓き、ロボット・人工知能研究は世界の研究者から注目されているが、これらにより、今後は産業構造や社会生活が大きく変わってくるのだろう。

また、ビックデータと人工知能により、過去の膨大な情報データを集め、処理して無数の因果関係を解き明かすことによって、未来を統計学的に正確に予測することが可能となる時代は、すぐそこに来ているような気がします。

ビックデータ、人工知能とは程遠いものの、私も過去の膨大な情報データを集め、処理して無数の因果関係を解き明かそうと孤軍奮闘しているところです。過去25年分のデータをもとに分析、検証している毎日です。

最近分かったことは、効率的な投資とは「確率の高いところに集中投資をする」ということです。考えてみれば当たり前のことですが、その「確率」自体、過去のデータによるもので不安要素であることは間違いないところです。

では、このような観点(確率論)を踏まえた上で、実践的な運用はいかにすべきかという問題です。私の考えは、確率の高いところに集中投資して、もし、反対に行ったら即処分して、次の確率の高いところに再び集中投資をするということです。

これを繰り返すのです。結果的に確率論から考えれば確かに儲かるはずです。このようなシステムをプログラムしてシュミレーションしたところ、びっくりするような数値がはじき出されました。収益は急激な右肩上がり。

理論的に正しいことは証明されたと思いましたが、あくまでもシュミレーションの域を脱しきれないし、実践するには勇気が必要だ・・・。

こんな思いをしながら日夜研究に励んでいるところですが、ここでもやはり「すばやい損切り」が付いて回ります。人工知能がいくら発達しても確率的に損は発生するのですから。

私も人工知能には及ばないものの、できるだけ完全システム売買(人工知能?)の構築に頑張っているひとりです。

 

知識より想像力

相場の世界には絶対はない。相場の世界は売りと買いしかない。確実に分かっていることはこのくらいでしょう。あとは長期的な視点で見れば、勝率は50%前後であること、また、売り買い以外には休むということもある。この程度かもしれません。

相場はシンプルさゆえに難しい。勝率50%前後であるならばゼロサムゲームとなり、勝ちも負けも同じくらいで損するのは売買手数料くらいだろうと思う。しかし、現実は大きく異なる。その原因については今まで何度も解説してきました。

私の目指す投資とは「完全システム売買」である。システムの指示に従い何も考えず売買することです。なぜ完全システム売買を目指したかと言うと、第一に自分は相場には向いていない性格だと悟ったからです。初心者のころ裁量売買で大変辛い思いをしたからです。

完全システム売買を目指したころは「そんなことは無理だよ」と冷たい目で見られていましたが、相場の世界で生きていくにはこの方法しかないと固い決意で現在に至っています。その決意は今でも変わっていません。

しかし、その道のりは遠く、現在でも試行錯誤の連続です。新しいアイデアがでると昼夜問わず検証し、その結果にがっかりするという繰り返しです。あれから大分時間が経過しましたが、今では先物市場で完全なシステム売買で運用しています。成績はまずまずです。

一応、目指すところの完全システム売買で運用できるようになったにもかかわらず、人間の欲には限りがないようで、さらなるシステム開発にまい進しています。システム開発の初期は、すでに知られているテクニカル指標を使い分析、検証をしていましたが、結果に納得いかず、途中からは独自の手法の開発に入りました。

現在利用している分析指標もオリジナルであり、分析システムもすべて検証が済んだオリジナル指標です。

株式投資を実践している投資家も何度も壁に突き当たり、迷い苦しみ抜いて現在があるのではないだろうか。私とて同じです。何度やめようかと思ったことか。しかし、やめてしまったら今までの努力がすべて水泡に帰することは分かっています。

独自の指標を採用するということは、道しるべのない道を歩いているようなものです。解説する書物もなく、師匠もいないという暗中模索の中での開発です。真っ暗闇にほおり出された感じです。

物事を成就させるには努力が大切だと言います。努力とは繰り返すことです。しかし、そこに「何のために」という設定がなければいけません。目標無しの努力はあり得ません。目標あっての努力です。

そのような状況下で私が一番重要と考えたことは「想像力」です。今までの体験から学んだことは『想像力を働かすことは、知識を得ることより格段の価値がある。知識は我々を後押ししてくれるが、想像力は道を切り開き、未知の領域に導いてくれる』と言うことです。知識より想像力です。

成功することとは、確固たる信念と目標を持って想像力を働かせながら、繰り返し繰り返し努力するということなのかなと、ひとり思いにふけっているところです。

感情は成績に寄与しない

昨年も日本には多くの自然災害がありました。しかし、そのような中、負の裏には正があるように災害に対して人々は助け合うという精神が育まれてきました。先の震災時でも災害時の日本人の行動に世界から賞賛されました。日本人の民度の高さは世界一であることは間違いありません。

最近は近隣諸国より日本バッシングが多いようですが、民度、素養の高い日本人として、また世界で一番長い歴史を持つ日本人として、自信を持って海外に発言していくべきと思います。

さて、昨年の投資成果はいかがでしたでしょうか。

私の投資手法は、相場の先読みはしませんので今後の展開などは気にしていません。日々の相場の変動で判定し、それらの変動に追従していくだけです。

私は現在でも相場の研究は欠かしません。最近は研究に没頭するあまり体調はいまいちです。私は今まで会社勤めをしたことがないので時間の管理が不得意です。気分が乗ると朝まで研究調査を続けるという状況です。

当然なら私の仕事は運用とその研究です。運用については一日数分で終わりますので、そのほかのほとんどの時間は研究に費やしています。

ご存知のように、私の投資手法は短期のテクニカル分析です。テクニカル分析は過去のデータの検証となります。ある人からは「過去の検証をいくらしても将来は分からないよ」と非難されていますが、私は将来を予測して売買しているわけではないので心の中では「おせっかいはよしてくれ」と思うばかりです。

前記のにあるように「日本人の民度、素養の高さ」は過去の長い歴史から育まれたものであり、現在があるものと考えます。テクニカル分析も長い過去のデータにより現在の水準があるわけで、これらを検証することは意義のあることではないかとひとり思い込んでいます。独りよがりかも知れませんが・・・。

しかし、皮肉にも「民度、素養の高さ」と相場の上手さには相関はないようです。逆に、民度、素養の高さは投資判断の足を引っ張るようです。なぜなら、投資とは他人の裏をかいて儲ける行動だからです。だから日本人は投資には不向きなのだろうかと考えてしまいます。

投資は欲得の世界であるため、どうしても感情が前面に出てきます。投資では往々にして感情は成績に寄与しないことが分かっています。よって、投資家はこれらの点について改めて考えてみる必要があるでしょう。