証券投資の優位性

東京市場は往来相場からやっと変化が出てきたようです。相場格言に「小回り3ヶ月」とありますが、その格言どおりになるのでしょうか。

キャピタルゲインを得ようとするには株価に変動がなけれはなりません。儲けようといくら頑張っても株価変動がなければ利益を得られません。自分の成績と株価変動(ボラティリティ)の相関性も考えておかなければなりません。

ただ、相場に変化が見られるといっても最近は外部要因のリスクが高くなってきています。ご存知のように、北朝鮮、韓国、中国、米国などのリスクです。中国の経済指標は、ほとんど捏造であり、実態が分かりません。中国の株価は不思議と3000ポイントを割り込みません。もちろん株価維持のための操作をしています。

韓国の経済も低迷しています。1997年のアジア通貨危機がきっかけとされる韓国の金融機関の不良債権問題が一気に吹き出て、国家破産のすれすれのところまで追い込まれたが、国際通貨基金(IMF)の支援で命拾いをした経緯があります。また、日韓通貨スワップ協定は延長されない見通しで、両国の関係悪化が続いています。北朝鮮問題もしかりです。

投資家は、このような外部要因によるリスクを常に考えておき、その対策を十分備えておかなければなりません。最大のリスク管理は「損切り」にあることは常々申し上げています。

さて、話題は変わりますが、資本主義経済で一番利益を上げられるものは何でしょうか。それはもちろん起業することでしょう。そして上場して大株主になることではないでしょうか。

世界の億万長者のランキング上位のほとんどはビジネスオーナーです。ビジネスオーナー、イコール自社の大株主である。しかし、起業が成功しビジネスオーナーになり、大株主になることは株式投資で勝者になることより難しいのではないでしょうか。

もし、起業ができないとすれば次はなんだろうか。それはもちろん投資でしょう。投資にもいろいろありますが、代表的なものは証券投資や不動産投資です。不動産投資はある程度まとまった資金がなければできません。一方、証券投資は小額な資金でも可能です。であるから私達個人投資家は証券投資に励んでいるわけです。

株式投資の所得税は20%です。株式投資の所得税は他の税率の中で一番低いのではないでしょうか。それだけでも有利なはずです。私が証券投資で一番魅力に感じているのは税率はもちろんですが、一番の魅力は「換金性」です。必要になれば即換金できます。

証券投資では、かなりの面で優位性があります。この優位性を利用しない手はありません。あと残るのは「投資手法」です。よって、投資家自身の投資手法に磨きをかけて投資資本家となることです。

経済書として話題になっているトマピケティーの21世紀の資本では、資本家とそれ以外の人(労働者)の格差がなぜ広がるのかについて記載されています。彼は「財産を持つ金持ち全体が、株式投資や不動産収入などで、どんどんお金が増えていくペースと労働者全体が働いて経済を成長させるペースを比べたら、前者の金持ちの財産が増えるペースの方が上である」と説いています。