危機管理、危機意識

北朝鮮情勢が緊迫度を増している。トランプ政権は北朝鮮が6度目の核実験を実施する兆候がみられれば「先制攻撃」を行う準備をすると伝えた。

米軍の原子力空母カール・ビンソン、ロナルド・レーガンが朝鮮半島沖に接近している。一方、北朝鮮はミサイル打ち上げや核実験などで徹底抗戦する姿勢を高めている。圧力を強めるトランプ米政権をけん制する狙いがあるようだ。

現状、北朝鮮情勢はもはや一触即発の状況にもかかわらず、日本ではノー天気のお花畑状態である。危機管理や危機意識がまったくないように見える。これを「平和ボケ」と言わずに何と言うのだろうか。

テレビのワイドショーなど見ている場合ではないだろう。我々投資家は世界情勢の変化によっても成績が左右される。報道機関も現在おかれている日本の状態を最優先で国民に知らせなくてはいけないはずだ。

投資市場は国内企業状況や国内経済、さらには世界経済の状況をすべて織り込んで変動している。投資家であれば、そのような状況をすべて網羅して把握することは難しいだろうが、せめて分かりやすい身近な事象だけでも把握しておくべきであろう。

お花見の季節でもあるが、花見で酒を飲んでいる間でも世界は刻々と変化し何が起こるかわからない。ほろ酔い気分で家に帰って、持ち株の成績を見ようとしたら、持ち株はすでに処分されてなくなっていた、などないように。

そのためにも持ち株には常にストップロス(逆指値)を入れておいて、万全の体制にしておかなければならない。これが投資家として実践しなければならない最低限のルールである。

私たちの身の回りには危険がたくさんある。「君子危うきに近寄らず」とあるが、しかし、自ら避けられない危険もある。自然現象や今回の北朝鮮情勢、外部からの予想もしないサプライズなど。

海の波は100回に1回は大きな波となって海岸に押し寄せるという。さらに1000回に1回はもっと大きな波となって押し寄せるという。津波でなくてもこのような状態だ。もし、これらの知識があれば、穏やかな海だからといって岸壁近くで釣りをするのはリスクがあるということが認識できるはずだ。

つまり、リスクのあるところには常に危機管理や危機意識をもって対処しなければならない。リスクがある程度事前に予想されるものに対しては、完全とは行かないまでもそなりの対策を講じておくべきであろう。「備えあれば憂いなし」

青葉が芽吹き、色鮮やかな花が咲き始めました。我が家の花壇にもバラの花が満開です。過ごしやすい季節となりましたが、投資家であれば常に心の隅には危機管理や危機意識を持っておくべきでしょう。

30万円を1億円以上に増やした斉藤正章氏が
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