投資家の目的はひとつ。異なるのは投資手法や相場認識程度であろう。目的は投資収益に尽きる。私が考える投資とはビジネスであり、それを生業としている。では、その目的(生業)を達成するために、乗り越えなければならない障害がある。その障害とは何であろうか。

人生を祝うの言葉に「福・禄・寿」がある。「福」は、一家が円満で、家族が皆元気で子孫が繁栄しているのを表します。「禄」は、収入財産に恵まれていて、安定していることで、最後の「寿」は長生きのことを表現しています。

当欄の範疇では、我々が目指すのは、やはりこの三つの中の「禄」であろう。つまり、「収入財産に恵まれていて、安定している」ことになるだろう。しかし、収入財産は働かなくては発生しない。

我々は収入を得るために投資活動をしている。これもりっぱな労働である。他人になんと言われようとだ・・・。では、投資活動の中で一番障害となるのは何であろうか。何が障害だと思いますか。これは投資家全員に共通した問題です。

それは簡単です。それは「損失」です。損失が投資家全員を悩ます障害となっているのです。投資に絶対はありませんが、投資においては大なり小なり損失は絶対発生します。

損失を回避することができなくとも損失を最小限にとどめ、運用していくのが勝ち組と呼ばれる投資家たちです。しかし、勝ち組であっても損失、損切りには苦痛を伴います。そして、度重なる苦痛はストレスとなりボディブローのように効いてきて投資家を悩まします。

また、私は常々、投資家の成績はその投資家の性格に起因すると述べています。投資に向く性格、投資に向かない性格があるのも事実です。心が折れやすい人、逆境に強い人がいるのも事実です。

では、投資に向かない性格で心が折れやすい人は、客観的にみて投資で収益を上げることができないのでしょうか。投資に向かない性格で心が折れやすい人とはいったい誰なのか。何を隠そう、それは私なのです。

何事にも問題や障害を打開する方法はあるものです。それは思考習慣で軽減できると私は考えています。このような問題に対しては、私は下記のような対策で実践し克服を目指しています。
投資に向かない人、心が折れやすい人の特徴とは。その問題点と対策。

問題点1、過去の失敗を引きずり、いつまでもくよくよしている。
その対策、過去の後悔や未来の不安をいったん脇に置いて、今この一瞬に集中する。

問題点2、先のことを考えすぎたり、漠然とした不安や心配を堂々巡りさせている。
その対策、不安や恐怖に直面したときに、曖昧さを排除し具体化することで解決策を考える。

問題点3、物事を先延ばしにして、すばやい行動や実行ができない
その対策、変えられないことではなく自分ができることに焦点を絞り行動する。

問題点4、視野が狭くなりすぎて、いろいろな視点や角度から物事を判断できない。
その対策、自分の立場から離れ、多くの視点から考えることで常に冷静さを保つ。

問題点5、悪いことはすべて他人のせいにする。
その対策、置かれた環境や辛い状況など自分では変えられないことを受け入れる。

問題点6、いつも誰かと比較して自分の欠点ばかり見ている。そこに自分の信念がない。
その対策、長所も短所も含めて等身大の自分を受け入れることで適切な信念を持つ。

問題点7、自分の置かれている立場にいつも愚痴をこぼしている。
その対策、置かれた環境や辛い状況など自分では変えられないことを受け入れる。

問題点8、完璧にやろうとしすぎている。
その対策、0か100かの極端な思考から抜け出し、複数の基準を設定することで物事を柔軟に捉える。
投資に限らず、多くの逆境に直面した時には誰でもストレスを強く感じます。よって、上記のような思考習慣を身につけ、勝ち組に入れるよう頑張りましょう。