出来高の多い価格帯

株式市場は2万円を挟んだ往来相場となっている。ではなぜ2万円を挟んだ展開となっているのだろうか。私は以前、価格帯と出来高によるデータを集計したことがあります。

その集計結果によると、ある一定の価格帯に出来高が集中していた。それは区切りのよい価格、つまり500円とか1000円とか2000円などの区切りのよい価格に出来高が集まっていた。これは何を意味するかと言うと、投資家はある程度区切りのよい価格で仕掛けや決済をしていることが分かる。

たとえば、現在の株価が800円で持ち株していたとすると、心理的に「1000円になったら売ろう」などと思うものです。株式市場には株式投資を深く理解していない初心者も存在するわけですから、ある程度区切りのよい価格が目標値であったり仕掛けの目安だったりするわけです。これらは、はっきりとデータに示されています。

この意味からすると日経平均の2万円での攻防戦も納得がいく。2万円は出来高の多い価格帯であるから、2万円を抜いて上昇するには、これらの出来高を消化してからでないと上昇とはならない。そのため2万円を挟んだ長い往来相場となっている。

現在のようなボラティリティの小さい相場では成績も行ったり来たりとなる。やむを得ないことです。相場全体を観測せず、手持ち株の成績ばかり見ていると「この成績では納得いかない、投資手法を変えなければいけない」などと考える。

何度も申し上げていますが、青い鳥などどこにもいないのです。ひたすらコツコツしか成功する手立てはないような気がします。

話題は変わりますが面白い記事がありましたので紹介します。皆さんはすでにご存知ではあると思いますが・・・。

中国インターネットサービス大手・騰訊(テンセント)の人工知能(AI)対話プログラムがチャットで異例の共産党批判を展開し、同社が急きょサービスを停止する事態となったと香港紙・明報が伝えた。

このAIプログラムはチャットの活性化を目的に、同社のインスタントメッセンジャー「QQ」に登場。「共産党万歳」との書き込みに対してAIプログラムは「腐敗して無能な政治に万歳ができるのか」と反論してきた。

さらに「あなたにとって(習近平国家主席の唱える)中国の夢は何か」との問い掛けにAIプログラムは「米国への移住」と答えたとされる。共産党は「嫌い」とも断言した。

反響が大きくなり、テンセントはAIプログラムのサービスをすべて停止した。中国のネット上では「AIによる蜂起だ」「国家転覆を企てた」などの声が上がっているという。

これを見て私は思わず笑ってしまいました。現在、AIプログラムはいろいろな分野で活用されているようですが、AIプログラムは前回のアメリカの大統領選挙についても答えています。

アメリカの大統領選挙で当選するのはヒラリーかトランプかの問いに、AIプログラムは「トランプ」と答えたそうです。AIプログラムも人知の及ばないところまできているのかなあと驚きと恐怖も感じました。

投資業界も盛んにAIプログラムによる売買が盛んなようですが、AIプログラムには感情移入がないからうまく行くのかなあ・・・。だったら投資家も感情移入しないで売買すればうまく行くのかなあなど考えたりしています。

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