自分のことは自分で・・・

1兆円を超える負債で倒産した会社を調べてみました。1位 協栄生命保険 4兆5296億円、2位 リーマンブラザーズ証券 3兆4314億円、3位 千代田生命 負債 2兆9366億円、4位 日本リース 負債:2兆1803億円、5位 マイカル 負債:1兆6000億円、6位 日本航空インターナショナル 負債:1兆5279億円、7位 タカタ 負債:1兆5024億円、9位 日榮ファイナンス 負債:1兆円、などです。

もちろん、これらの企業はその後消滅したり、再建されたり吸収合併されたりしている企業もあります。企業であってもそれなりのリスクを背負って運営されているわけです。

日本航空は、会社更生法に基づき経営再建を目指し、48年間の上場会社としての歴史に幕を下ろし、市場から退場した。そして、東京証券取引所で最終売買日を株価1円で迎えた。日本航空の株数は6割程度を個人株主が占めていたという。その後に再上場を果たしました。

私も若いときに海外へ出かけ、外国の空港で鶴のマークの飛行機を見るとホッとしたものでしたが・・・。以前は、誰も日本航空が倒産するなど考えてはいなかったでしょう。日本航空が経営難であるという話を聞いても「何とかなるだろう」と思っていたに違いない。

しかし、その甘え体質が消えず、ついに法的整理に追い込まれてしまった。不倒神話を信じていた個人株主も大損でその責めを負うことになった。株主優待券を目当てに購入した投資家もいたでしょうが、結果的に、やぶへびになってしまった。これらの状況を客観的な立場で、投資という前提で考えれば、何があってもおかしくはないのだが・・・。

経済は生き物であり、大きく成長することもあるが、倒産という憂き目にあうこともある。投資家であれば、このようなことは常識であり、これらを受け入れて投資活動をしているはずです。つまらない思い込みや入れ込みが通用しない世界であることも十分承知しているはずです。

日本航空は、もともと国営企業であった。そのためか「親方日の丸」的な甘え体質になっていたのだろうか。もともと、日本人は「国のやることだから」などと言って、国に依存する体質がある。日本国民だからやむを得ないのだが・・・。

私は、あまり国に依存する考えは持っていない。国民年金を見ても分かるだろう。社会保険庁のオンライン化したデータにミスや不備が多いこと等が明らかになり、国会やマスコミにおいて、社会保険庁の年金記録のずさんな管理が指摘され、国民から批判されている。そして誰も責任を取らない。

企業年金のない中小企業の会社員らが加入する個人型確定拠出年金(日本版401k)で、掛け金を増額する人が増えているという。老後に備えたいというニーズが多いのだろうか。

個人型確定拠出年金401(k)には明らかな問題がいくつかあるにもかかわらず、マスメディアで人気の金融専門家たちは、相も変らず、この年金プランの恩恵をしつこく売り込んでいる。その本質を見極めないと大変なことになる。

現在は分からないが、会社には「持ち株会」なるものがあった。毎月給料から一定額を天引きされ、定期的に自社株を買っていくものである。この方法は、ドル平均法的な投資手法であり、長期投資には向いているように思う。しかし・・・。

その手法はともかく団塊の世代が現役引退した。その団塊の世代の歩んできた道を辿ってみよう。団塊の世代の頑張りによって日本も成長してきた。「持ち株会」では、相場の如何にかかわらず定期的に買い付けしていくわけだから、相場の天井でもバブルの絶頂期でも買い付けしていることになる。

団塊の世代を日経平均と合わせて見てみよう。団塊の世代の歩んできた期間を日経平均の移動平均線で比較すると、現在の株価は移動平均線の下にあるのではないだろうか。つまり、平均で損をしていると言うことになる。

団塊の世代が退職したときには、日経平均は最安値になってしまう。何をか言わんやである。しかし、これらの現象を客観的に考えれば当然の結果である。なぜそうなるか、各自で考えてみてください。その答えが見出せるはずです。

賢明な方は、ここで私が何を言わんとしているかお分かりであると思います。つまり「自分のことは自分で考えなさい」と言うことです。他人の勧めや依存体質を捨てて、自分のことは、自分で考え自己責任で行動するべきであるということです。

投資においても然りです。根拠の分からない情報や他人の意見を取り入れるのではなく、自分の考えで、自分の意志で行動するべきです。たとえ、それが失敗したとしても、それは経験という財産になります。

「儲かりますよ」と言うセールストークは、私に儲けさせてくれるのではなく、儲かるのはセールスマンであるということを・・・。