世界三大利殖法のひとつ

日本列島は猛暑となり熱中症による被害も出ているようです。暑さ対策には十分気をつけてください。一方、株式市場はヒートアップとはならず未だに梅雨が続いているような状況です。

先日、ある新聞社から取材を受けました。株式投資における「損切り」「リスク管理」について、記事を書いてほしいとのこと。ある程度、話が進んだところで、記者は私に「投資の世界で儲ける技法はあるのですか」と質問してきた。

私は、ロスチャイルドが一財を築いた、世界三大利殖のひとつである「サヤ取り」について説明をした。サヤ取りは、相場変動に左右されず、どのような相場展開でも安定した収益を生み出す投資技法であると。

その安定さゆえに「サヤ取り」は、世界三大利殖法のひとつとされ、ヘッジファンドのような、ビジネスとして投資をしている機関投資家の基本戦術となっている。これらの手法(サヤ取り)は、有名なところではジョージ・ソロスが活用していた、などの話をしました。

そのような話をすると、記者は感心したように「初めて知りました」と。投資の記事を書いている記者としては、もう少し勉強してほしいと感じたものでした。

すでにご存知のように、私の投資のベースとしては、このサヤ取りが基本となっています。売り(空売り)と買いをヘッジ比率に合わせながら両建て売買するという手法です。

今までに何度も解説していますが、投資とは「長期間にわたり継続して運用する」ことであり、これらを満たす条件として「ヘッジ」は不可欠な要素となります。つまり、ヘッジなしでは、長期間の継続運用が難しいということになります。

私の手法は、世界三大利殖のひとつである「サヤ取り」が基本となっており、その考え方や方向性は間違っていないと確信しています。方向性が間違っていないとすれば、あとは細かな技法や投資家の心理のコントロールなどが重要ではないかと考えます。

私も今まで、投資において大きな失敗を二度ほど経験しましたが、これらの失敗はいずれも片張りでした。しかし、両建てにしてからは、多少の失敗はあったものの市場から退場するということはなく、現在でも生き残って運用を続けています。

このように、両建て売買は、市場で生き残るための手法であり、生き残ることによって収益の積み上げができる投資の世界の必勝法となるのではないでしょうか。

投資家の中には、天性を持った投資家がいます。いわゆる「博才(博打に勝つ才能)」を持っている投資家がいます。これらは持って生まれた才能であり、一般人がマネをしてもできません。野球のイチローと同じ練習をしてもイチローにはなれないということです。

私を含めて、個人投資家には、そのような天性は備わっていないわけで、それらを承知でリスクのある投資の世界に参入し、勝ち続けていくにはどうしても、リスクに対する保険を掛けながら運用しなければなりません。そのようにしなければ「長期間にわたり継続して運用する」ことはできないからです。

つまり、結論的に言いますと、天性の才能を持ち合わせていない投資家は、ヘッジをしながら運用しなければ、投資の世界で:継続して成功するのは困難ではないかということになります。

リスクには保険です。ヘッジすることです。これら投資の世界で生き残る秘訣であり、ひいては、投資の世界で収益を上げ続ける必勝法なのではないでしょうか。